【ITニュース解説】10 Handy Online Utilities Every Developer (and Writer) Should Bookmark
2025年09月12日に「Dev.to」が公開したITニュース「10 Handy Online Utilities Every Developer (and Writer) Should Bookmark」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
開発作業で役立つ便利なオンラインツール10選を紹介する。JSON整形や正規表現テスト、コードの差分比較など、インストールや登録不要でブラウザから手軽に利用できるのが特長だ。これらの無料ツールは、日々の業務を効率化し、開発者が抱える問題を素早く解決するのに役立つだろう。
ITニュース解説
システムエンジニアとして働く上で、日々の業務には多種多様なタスクが存在する。時には複雑なプログラミングが必要な一方で、ごく簡単な作業であっても、それを効率的にこなすための便利なツールがあると、作業のスピードや正確性は格段に向上する。ここで紹介する10種類のオンラインユーティリティは、ソフトウェアのインストールやアカウントのサインアップといった手間をかけずに、Webブラウザ上で手軽に利用できるものだ。システム開発の現場で働く人々が日常的に直面する小さな問題を素早く解決し、作業効率を高めるための強力な助けとなる。システムエンジニアを目指す初心者にとっても、これらのツールを使いこなすことは、効率的な作業習慣を身につける第一歩となるだろう。
JSON Formatter & Validator システム開発において、異なるシステム間でデータをやり取りする際に、JSON(JavaScript Object Notation)という形式が非常によく使われる。これは人間にとってもコンピューターにとっても読み書きしやすい、構造化されたデータ形式だ。API(Application Programming Interface)と呼ばれる、システム同士が連携するための窓口から受け取ったJSONデータは、一行にまとまっていたりして内容を把握しにくい場合がある。このツールは、そんな読みづらいJSONデータを、インデント(字下げ)や改行を使って見やすく整形してくれる。さらに、JSONの記述に誤りがないかをチェックし、エラーがあれば指摘してくれるため、APIの動作確認やデバッグ(プログラムの誤りを見つけて修正する作業)を行う際に非常に役立つ。
CaseConvertTool プログラミングやドキュメント作成においては、テキストの「ケース」(大文字・小文字の区別)を一貫して扱うことが重要になる。例えば、プログラムの変数名やデータベースの項目名など、特定のルールに従って大文字・小文字を使い分けることで、可読性を高めたり、エラーを防いだりする。しかし、異なるソースからコピーしてきたテキストは、必ずしも意図したケースになっていないことが多い。このツールを使えば、テキスト全体を一瞬で「すべて大文字」「すべて小文字」「文の先頭だけ大文字」「単語の先頭だけ大文字」といった形式に変換できる。手作業で修正する手間を省き、テキストの一貫性を簡単に保つことができるため、開発者だけでなく、仕様書やマニュアルを作成する際にも重宝する。
Regex101 正規表現(Regular Expression)は、文字列の中から特定のパターンを持つ部分を検索したり、置換したりするための強力な記述方法だ。例えば、メールアドレスの形式が正しいか確認したり、特定のキーワードを含む行だけを抽出したりといった、複雑な文字列処理に用いられる。しかし、正規表現の記述は独特で、初心者にとっては理解しにくい場合がある。Regex101は、書いた正規表現がどのような文字列にマッチするのかをリアルタイムでハイライト表示し、さらに書かれた正規表現の各部分が何を意味するのかを詳細に解説してくれる。これにより、正規表現のテストやデバッグを効率的に行い、意図した通りのパターンが機能するかどうかを視覚的に確認できる。
Color Contrast Checker Webサイトやアプリケーションを開発する際には、「アクセシビリティ」という考え方が非常に重要になる。これは、年齢や身体的な特性、利用環境などにかかわらず、誰もが情報にアクセスし、サービスを利用できるように設計することを目指すものだ。その中でも、色のコントラストは特に重要で、テキストの色と背景色の差が十分でないと、視力の弱い人や色覚特性を持つ人にとって、文字が読みにくくなってしまう。このツールは、指定したテキストの色と背景色のコントラスト比を計算し、それが世界的なアクセシビリティガイドラインの基準を満たしているかどうかを判定してくれる。これにより、視認性の高いデザインを簡単に確認し、より多くの人々が快適に利用できるWebサービスを提供する手助けとなる。
Lorem Ipsum Generator Webサイトやアプリケーションのデザインを考える際、まだ実際のコンテンツが用意できていない段階で、レイアウトや見た目を試したいことがある。そのような場合に利用されるのが、仮のテキストである「プレースホルダーテキスト」だ。Lorem Ipsum(ロレム・イプサム)は、古代ラテン語に基づいた、意味を持たない文章のことで、デザインの邪魔をせず、視覚的な要素に集中して検討するために広く使われている。このツールを使えば、指定した単語数や段落数でLorem Ipsumテキストを簡単に生成できる。デザインモックアップ(完成品の試作品)やプロトタイプ(動作確認用の試作版)を作成する際に、見た目のバランスを確認するために非常に便利だ。
Image Compressor Webサイトやアプリケーションで使用する画像ファイルは、そのサイズが大きすぎると、ページが表示されるまでの時間(ロード時間)が長くなり、ユーザーの体験を損ねてしまう可能性がある。Webパフォーマンスの最適化は、システムエンジニアにとって重要な課題の一つだ。この画像圧縮ツールは、画像の見た目の品質をほとんど損なうことなく、ファイルサイズを大幅に削減してくれる。具体的には、不必要なデータを取り除いたり、より効率的な圧縮アルゴリズムを適用したりすることで、容量を減らす。これにより、Webサイトの表示速度を向上させ、ユーザーが快適にサービスを利用できるようになるため、多くの画像を扱うWebコンテンツ開発において必須と言えるツールだ。
ShareX (Web Capture) システム開発の現場では、Webページの一部をスクリーンショットとして記録したり、エラー画面をキャプチャして共有したりする場面が頻繁に発生する。ShareXのWebキャプチャ機能は、Webブラウザから直接、カスタマイズ可能なスクリーンショットを素早く取得できるツールだ。画面全体、特定の領域、あるいはスクロールが必要なWebページ全体を一枚の画像として保存するなど、多様なキャプチャ方法に対応している。取得した画像をすぐに共有したり、簡単な編集を加えたりすることも可能で、バグ報告や機能説明、ドキュメント作成の際に、視覚的な情報を効率よく伝えるために非常に役立つ。
Diff Checker システム開発は、多くの場合、チームで行われる。複数の開発者が同じコードベースを修正したり、時間の経過とともにコードに変更が加えられたりすることが日常茶飯事だ。このような状況で、ある二つのテキストファイルやコードスニペット(コードの一部)の間で、具体的にどのような違いがあるのかを瞬時に把握する必要がある。Diff Checkerは、入力された二つのテキストを比較し、追加された行、削除された行、変更された行などを色分けしてハイライト表示してくれるツールだ。これにより、コードレビュー(他の開発者のコードを確認する作業)や、過去のバージョンとの変更点の確認、あるいはプログラムのエラーが発生した際の原因究明など、さまざまな場面で変更点を素早く特定し、効率的な作業をサポートする。
Can I Use WebサイトやWebアプリケーションを開発する際、CSS(Cascading Style Sheets)やJavaScriptといった技術を使って、デザインやインタラクティブな機能を実現する。しかし、これらの新しい機能は、すべてのWebブラウザで同じように動作するとは限らない。古いバージョンのブラウザや、特定のブラウザでは、まだ対応していない機能が存在することがある。Can I Useは、特定のCSSプロパティやJavaScriptのAPIが、どのブラウザのどのバージョンでサポートされているのか、あるいはサポートされていないのかを一覧で確認できるツールだ。開発者はこのツールを使うことで、事前にブラウザの互換性問題を把握し、ターゲットとするユーザー層が使用するブラウザ環境で機能が正しく動作するかどうかを確認できる。これにより、本番環境でリリースしてから互換性の問題が発覚するといったトラブルを未然に防ぎ、安定したWebサービスを提供するために不可欠な情報を提供する。
Pastebin システム開発の現場では、プログラムのコードの一部、エラーメッセージ、サーバーのログファイルなど、テキスト形式の情報を一時的に他のチームメンバーと共有したい場面が頻繁に発生する。メールやチャットツールで直接貼り付けると、整形が崩れたり、長すぎるために読みにくくなったりすることがある。Pastebinは、そのようなテキスト情報を手軽に共有するためのサービスだ。任意のテキストを貼り付けてアップロードすると、一意のURLが発行され、そのURLを共有するだけで、他の人がブラウザを通じて内容を確認できるようになる。コードのシンタックスハイライト(言語に応じた色分け表示)機能も備えており、コードの可読性を保ちながら共有できるため、情報共有の効率を大幅に向上させる。
これまで紹介したオンラインユーティリティは、いずれも特別な設定やアカウント登録を必要とせず、Webブラウザさえあれば誰でもすぐに利用できるという共通の特徴を持っている。これらのツールは、システム開発者が日々直面する様々な小さな課題に対して、迅速かつ効率的な解決策を提供してくれる。JSONデータの整形からテキストのケース変換、正規表現のデバッグ、アクセシビリティチェック、プレースホルダーテキストの生成、画像ファイルの最適化、スクリーンキャプチャ、テキストの差分比較、ブラウザ互換性の確認、そしてコードやログの共有に至るまで、その用途は多岐にわたる。システムエンジニアを目指す初心者にとって、これらのツールを自分のワークフローに取り入れることは、作業の効率化だけでなく、プロフェッショナルな開発習慣を身につける上で非常に有益だ。日常業務の中で「こんなツールがあれば便利なのに」と感じる瞬間に、これらのブックマークされたツールが手元にあれば、貴重な時間を節約し、より重要な開発作業に集中できるようになるだろう。