【ITニュース解説】Why Isn't My Website on Google Yet? The Developer's Guide to Not Being Found (Yet!)
2025年09月15日に「Dev.to」が公開したITニュース「Why Isn't My Website on Google Yet? The Developer's Guide to Not Being Found (Yet!)」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
ウェブサイトをデプロイしてもGoogle検索に出ないのは、Googleのインデックス登録が必要だからだ。Googleはサイトをクロールしインデックスする。noindexやrobots.txt、リンク不足が原因。Google Search Consoleでサイトマップ、手動登録で改善可能。
ITニュース解説
システムエンジニアを目指す初心者がウェブサイトを公開する際、多くの人が経験する戸惑いがある。それは、ようやく完成したウェブサイトをサーバーにデプロイし、無事に動作していることを確認した後、Googleで自分のサイトを検索しても見つからないという状況だ。この現象は決して珍しいことではなく、ウェブサイトがサーバー上で稼働していることと、検索エンジンの結果に表示されることとは、根本的に異なるプロセスをたどるためだ。
ウェブサイトをAWSやAzureのようなサーバーにデプロイするということは、インターネット上に自分のウェブサイトのための場所を確保し、そこにファイル一式を配置する行為を指す。この時点で、ウェブサイトはインターネット上に「存在」している。具体的には、ウェブサイトのURLを直接知っている人がそのURLをブラウザに入力すれば、ウェブサイトにアクセスし、内容を見ることが可能だ。これはまるで、住所を知っている人が直接その場所を訪れることと同じである。しかし、Googleなどの検索エンジンにウェブサイトが表示されるためには、さらに別の段階が必要となる。
Googleがウェブサイトを検索結果に表示するためには、まずそのウェブサイトの存在を「発見」する必要がある。Googleは「Googlebot」と呼ばれる特別なプログラム(クローラー)を使い、インターネット上を常に巡回している。Googlebotは、既知のウェブページから別のページへのリンクをたどりながら、新しいウェブページを見つけ出す。もしあなたの新しいウェブサイトが、他のどのサイトからもリンクされていない状態であれば、Googlebotが偶然見つけるまでに時間がかかるか、全く見つけられない可能性もある。これは、誰も知らない場所に新しいお店を開いたものの、そのお店への道筋がどこにも示されていない状態に似ている。
Googlebotがウェブサイトを発見すると、次にそのウェブサイトのページを「クロール」する。クロールとは、Googlebotがあなたのウェブサイトにアクセスし、その内容を読み取るプロセスのことだ。HTML、CSS、JavaScriptといったコードから、画像やテキストなど、ページに表示されるあらゆる情報を分析し、そのページがどのような内容で、どのような目的を持っているかを理解しようと試みる。この過程で、ページの品質やユーザーにとっての価値なども評価される。ウェブサイトが高速に動作し、モバイルデバイスでも適切に表示されるかといった要素も、このクロールプロセスにおいて重要視される。
クロールが完了すると、Googleは収集した情報を基に、そのページを自身の膨大なデータベース、すなわち「インデックス」に「登録」するかどうかを決定する。インデックスとは、Googleがこれまでに発見し、内容を理解したすべてのウェブページのリストであり、検索結果に表示されるためには、このインデックスに登録されていることが必須条件となる。インデックスに登録されれば、あなたのウェブサイトは初めてGoogleの検索結果に表示される資格を得る。この一連の発見、クロール、インデックス登録のプロセスは、自動的に行われるが、必ずしも即座に完了するわけではない。
ウェブサイトがGoogleのインデックスに登録されない、あるいは登録が遅れる原因はいくつか考えられる。最も一般的なものの一つに、ウェブサイトのソースコード内に誤って「noindex」タグが残されているケースがある。これは、<meta name="robots" content="noindex">というHTMLタグで、検索エンジンに対してこのページをインデックスしないようにと明示的に指示する役割を持つ。開発段階で一時的にインデックスを防ぐために使用されることが多いが、デプロイ時にこのタグを削除し忘れると、Googlebotは指示に従いサイトをインデックスから除外してしまう。
また、ウェブサイトのルートディレクトリに配置される「robots.txt」ファイルの設定ミスもよくある原因だ。このファイルは、どのクローラーにサイトのどの部分へのアクセスを許可・禁止するかを指示するもので、もしDisallow: /のような記述があると、Googlebotを含むすべてのクローラーがサイト全体にアクセスできなくなり、結果としてインデックスも不可能になる。
前述の通り、他のウェブサイトからのリンクが全くない「孤立した」ウェブサイトも、Googlebotに発見されにくい。Googlebotはリンクをたどってウェブを探索するため、入口となるリンクがなければ、あなたのサイトを見つけるきっかけがないのだ。これは、新しいウェブサイトがインターネット上で存在感を確立する上で、初期の広報活動が重要である理由の一つでもある。
さらに、ウェブサイトの技術的な問題もインデックス登録を妨げる可能性がある。サーバーの応答が非常に遅い、頻繁に404エラー(ページが見つからないエラー)を返す、モバイルデバイスでの表示が崩れていて使いにくいといった問題がある場合、Googleはそのサイトの品質が低いと判断し、クロール頻度を減らしたり、インデックス登録を見送ったりすることがある。Googleはユーザー体験を重視するため、サイトのパフォーマンスや安定性は非常に重要だ。
これらの問題を解決し、ウェブサイトのインデックス登録を促進するための具体的な手段も存在する。まず最も重要なのは「Google Search Console(GSC)」の利用だ。これはGoogleが無料で提供しているウェブサービスで、自分のウェブサイトがGoogle検索でどのようにパフォーマンスを発揮しているかを監視し、問題を発見し、そしてGoogleに直接ウェブサイトに関する情報を提供する強力なツールである。システムエンジニアを目指すなら、このツールの利用は必須と言える。
GSCにウェブサイトを登録したら、次に「XMLサイトマップ」を作成して提出することを強く推奨する。XMLサイトマップは、あなたのウェブサイト上のすべての重要なページのURLをリスト化したファイルだ。これをGoogleに提供することで、Googlebotはサイトの構造を正確に理解し、どのページをクロールすべきかを効率的に判断できるようになる。これは、ウェブサイトの全体像を示す地図をGooglebotに渡すようなものだ。
また、GSCの「URL検査ツール」も非常に便利だ。新しいページを公開したり、既存のページを大幅に更新したりした場合、そのページのURLをこのツールに入力し、「インデックス登録をリクエスト」することで、Googleにそのページを速やかにクロール・インデックス登録するように促すことができる。これにより、自動的なクロールを待つよりも早く検索結果に反映される可能性が高まる。
ウェブサイト内の「内部リンク構造」を適切に構築することも大切だ。これは、あなたのウェブサイト内のページ同士が互いにリンクし合っている状態を指す。例えば、ホームページから「サービス」ページへ、サービスページから個別の「製品」ページへといった具合に、全てのページがどこかしらからリンクされているようにすることで、Googlebotが一度サイトに入り込めば、容易に全てのコンテンツを発見し、クロールできるようになる。これは、ウェブサイト全体のナビゲーション性向上にも繋がり、ユーザー体験も改善する。
最後に、ウェブサイトを積極的に共有することも初期の発見に役立つ。ソーシャルメディアで共有したり、関連するブログやフォーラムで紹介したりすることで、他の人々があなたのサイトへのリンクを作成するきっかけとなる。これらのリンクは、Googlebotがあなたのサイトを発見するための「手がかり」となり、インデックス登録への第一歩となる可能性がある。
ウェブサイトのデプロイは確かに大きな節目だが、それは単にデジタルな店舗を開いただけに過ぎない。その店舗を多くの人に知ってもらい、訪れてもらうためには、Googleのような検索エンジンの目録にきちんと登録されることが不可欠だ。Google Search Consoleを始めとするツールを使いこなし、検索エンジンがあなたのウェブサイトを発見し、評価しやすい環境を整えることは、システムエンジニアとしてウェブサイトを公開する上で非常に重要なスキルとなる。これらを理解し実践することで、あなたの素晴らしいウェブサイトはインターネットの広大な世界で真に輝き始めるだろう。