【PHP8.x】gzopen関数の使い方

gzopen関数は、GZIP（.gz）形式で圧縮されたファイルをオープンし、読み書きを可能にするための関数です。この関数は、PHPで圧縮ファイルを扱う際に中心的な役割を果たします。通常のファイル操作関数（fopenなど）と似た方法で、圧縮されたファイルを直接プログラムから読み込んだり、書き込んだりすることができます。これにより、ファイルを事前に解凍したり、書き込んだ後に圧縮したりする手間を省き、効率的に圧縮データを扱えます。

第一引数には開きたいGZIP圧縮ファイルのパスを文字列で指定し、第二引数にはファイルを開くモードを文字列で指定します。モードには、読み込み専用の「r」、新規作成または上書き書き込みの「w」、既存ファイルへの追加書き込みの「a」などがあり、これらは通常のファイル操作におけるfopen関数とほぼ同様の動作をします。

gzopen関数が成功すると、ファイル操作に使用するためのファイルポインタ（リソース）を返します。このファイルポインタは、gzread関数でファイルの内容を読み込んだり、gzwrite関数でデータを書き込んだりする際に必要となります。ファイルの操作がすべて完了したら、必ずgzclose関数を使ってファイルを閉じる必要があります。gzopen関数がファイルのオープンに失敗した場合は、論理値falseを返しますので、プログラムでこの戻り値を確認し、適切にエラーを処理することが重要です。これにより、堅牢な圧縮ファイル処理のプログラムを構築できます。

<?php
$gz_file_handle = gzopen(string $filename, string $mode);
?>

string $filename, string $mode, bool $use_include_path = false

• string $filename: 圧縮ファイルの名前
• string $mode: 圧縮ファイルを開くモード
• bool $use_include_path = false: include_path を使用するかどうか

resource|false

指定されたファイルパスでgzip圧縮されたファイルへのリソース、またはエラー発生時にはfalseを返します。