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【ITニュース解説】The best microSD cards in 2026

2026年02月10日に「Engadget」が公開したITニュース「The best microSD cards in 2026」について初心者にもわかりやすく解説しています。

作成日: 更新日:

ITニュース概要

microSDカード選びの最新情報。Nintendo Switch 2にはmicroSD Expressが必要だが高価だ。汎用利用なら容量・速度規格(V30, U3, A2)やUHS-I/IIを考慮しよう。デバイスの互換性と信頼できる販売店での購入が重要。

出典: The best microSD cards in 2026 | Engadget公開日:

ITニュース解説

microSDカードは、スマートフォン、デジタルカメラ、ドローン、ゲーム機、ドライブレコーダーなど、様々な電子機器の記憶容量を手軽に拡張できる小さなメモリーカードだ。機器の内蔵ストレージでは不足するデータを保存したり、異なるデバイス間でファイルを移動させたりするために広く利用されている。

現在、microSDカードの進化の中で最も注目されるのが「microSD Express」規格だ。これは従来のmicroSDカードをはるかに上回る高速なデータ転送能力を持ち、まるでパソコンのSSDのような速度を発揮する。しかし、現時点ではこの高速なmicroSD Expressカードに対応する主要なデバイスは、新たに登場したゲーム機「Nintendo Switch 2」だけだ。もしNintendo Switch 2を所有する予定がなければ、現時点では高価なmicroSD Expressカードを急いで購入する必要はない。

Nintendo Switch 2でのmicroSD Expressカードの性能は、ゲームのロード時間においては、最も性能の低いカードと最も高いカードの間で、せいぜい数秒程度の違いしかなかった。そのため、多くのユーザーは実際のゲームプレイで速度差を体感することは難しいだろう。しかし、Switch 2本体のストレージとmicroSDカード間でゲームデータを移動させる際など、大量のデータを一括で転送する作業では、カード間の速度差が顕著に現れる。例えば、SanDisk microSD Express CardやLexar Play Proは転送速度が速い一方で、PNYのカードは書き込み速度はやや遅いが、カードからシステムへの移動は速いといった特性が見られた。最も安価なWalmart Onnは、カードからシステムへの移動が比較的遅い傾向にある。多くのユーザーが頻繁にゲームの移動を行うわけではないため、実際のゲームプレイ性能が重視されるが、そこでの差は小さい。Nintendo Switch 2のゲームはファイルサイズが大きいため、購入するなら最低でも256GB以上の容量を持つカードを選ぶことが推奨される。しかし、現時点ではmicroSD Expressカードは高価で入手しづらい状況が続いているため、今後価格が下がり、在庫が安定するまで待つことも一つの選択肢となる。

microSD Express以外の一般的なmicroSDカードとしては、「UHS-I」やさらに高速な「UHS-II」といった規格がある。これらのカードも高速な読み書き性能を持ち、特にUHS-IIカードは、プロフェッショナルな高解像度動画撮影や高速連写など、連続した大量のデータ処理が求められる用途に適している。Lexar Professional Silver PlusやSamsung Pro Ultimateなどが高い評価を得ているが、UHS-IIカードは比較的高価で、その性能を最大限に引き出すためには対応するデバイスやカードリーダーが必要となる。

microSDカードを選ぶ際には、いくつかの重要な技術的要素を理解しておくことが大切だ。

まず「容量」は、保存したいデータの量に応じて決定する。現在の市場には32GBから1.5TB、一部では2TBまでの製品がある。多くのユーザーにとって、128GBや256GBのモデルが価格と容量のバランスに優れており、幅広い用途で十分な選択肢となるだろう。より多くのゲームやメディアファイルを保存したい場合は、512GB以上の大容量モデルを検討すると、1GBあたりのコストパフォーマンスが向上することがある。また、古いデバイスの中には32GBまでの「microSDHC」規格にしか対応していないものもあるため、手持ちのデバイスが32GB~2TBの「microSDXC」規格に対応しているかを確認することが重要だ。

次に「読み書き速度」は、カードの基本的な性能を測る指標で、MB/s(メガバイト毎秒)という単位で表される。一般的に、データを読み出す速度は書き込む速度よりも速い傾向にある。速度には「シーケンシャル」と「ランダム」の2種類がある。シーケンシャル速度は、大きな動画ファイルを開いたり、複数のファイルをまとめてコピーしたりする際のように、データを連続的に読み書きする速度を指す。これはメディアファイルを大量に保存する用途で特に重要だ。一方、ランダム速度は、ゲームやRaspberry Piのようなシングルボードコンピューターで利用する際のように、デバイス内のあちこちに散らばる小さなファイルを素早く読み書きする速度を指す。ランダム速度はシーケンシャル速度よりもはるかに遅いのが一般的だが、これらの用途ではシステムの応答性に大きく影響するため非常に重要だ。

microSDカードの表面には、その性能を示す様々な「スピードクラス定格」が印字されている。 「V-rating(ビデオスピードクラス)」は、カメラで動画を撮影する際の最低書き込み速度を示す。V6からV90まであり、数字が最低保証速度(MB/s)を表す。例えばV30は最低30MB/sの書き込み速度を保証し、一般的な4K動画の記録に対応できる。 「U-rating(UHSスピードクラス)」も最低シーケンシャル書き込み速度を示し、U1(最低10MB/s)とU3(最低30MB/s)の2種類がある。 「A-rating(アプリケーションパフォーマンスクラス)」は、ランダム読み書き速度の指標で、IOPS(1秒あたりの入出力処理数)という単位で表される。A1はランダム読み込み1,500 IOPS、書き込み500 IOPSを、A2は読み込み4,000 IOPS、書き込み2,000 IOPSを最低保証する。これは、ゲームアプリの起動やスマートフォンでの利用に特に重要となる。 これらの定格はあくまで最低保証値であり、多くのカードはそれ以上の性能を発揮する。一般的には、V30、U3、A2の評価を持つカードを選ぶと、価格と性能のバランスが良く、幅広い用途で快適に利用できるだろう。

さらに、「UHSバス速度」は、カードがデータを転送する仕組みである「バスインターフェース」の種類を示す。現在の主流である「UHS-I」は理論上の最大速度が104MB/sだ。「UHS-II」は追加のピンを備え、最大312MB/sと高速だが、対応するデバイスやカードリーダーが必要となる。そして、最も新しい「microSD Express」はSD Express規格に基づき、理論上880MB/s近い速度を実現する。ただし、これら高速な規格は、カード、デバイス、カードリーダーの全てがその規格に対応している場合にのみ、その真の性能を発揮できる。もし高速なUHS-IIやmicroSD ExpressカードをUHS-Iにしか対応していないデバイスに挿入した場合、カードの速度はUHS-Iの速度に制限されてしまう。「最も遅いリンク」が全体の速度を決めるという原則を理解しておくことが重要だ。

microSDカードを選ぶ際には、その他の注意点もある。多くの製品は耐水性、耐温度性、耐X線性など耐久性に優れるが、万一の故障に備えて長期保証(10年や無期限保証)が付帯している製品を選ぶと安心だ。また、市場には偽造品も出回っており、表示された容量や速度が出ない、あるいはすぐに壊れるといった問題が発生している。信頼できる大手ブランドの製品を、Amazon.com本体や大手家電量販店など、信頼できる販売店から購入することが重要だ。異常に安い価格の製品には注意し、購入後はCrystalDiskMarkなどのベンチマークツールで実際の速度や容量を確認することも推奨される。

この記事のmicroSDカードの評価は、約20種類の製品を対象に、専門的なベンチマークツールに加え、実際にファイルをコピーしたりゲームを起動したりする「実世界テスト」を組み合わせて行われた。WindowsとmacOSの両環境で、複数のカードリーダーやPCスペックを用いて詳細な検証を実施し、Nintendo Switch 2でのmicroSD Expressカードの性能も個別に評価されている。これにより、実用的な性能が多角的に分析されている。

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