【ITニュース解説】The Ivalice Chronicles team had to remake the original Final Fantasy Tactics' source code from scratch
2025年09月07日に「Engadget」が公開したITニュース「The Ivalice Chronicles team had to remake the original Final Fantasy Tactics' source code from scratch」について初心者にもわかりやすいように丁寧に解説しています。
ITニュース概要
「ファイナルファンタジー tactics」のリメイク開発で、スクウェア・エニックスはオリジナルのソースコードを紛失していた。そのため、開発チームは1997年版のゲームをプレイし、マスターディスクや2011年版を参考にしながら、ソースコードをゼロから再構築する必要があった。また、最強キャラである「雷神シド」の能力は、ストーリーを重視して変更せず、他のキャラを強化することでバランスを取った。
ITニュース解説
ファイナルファンタジータクティクスのリメイクプロジェクト「The Ivalice Chronicles」の開発において、スクウェア・エニックスのチームはオリジナルのソースコードを最初から作り直すという困難な状況に直面した。
ブルームバーグのインタビューで、ゲームディレクターの河津真人氏は、今月末に発売予定の「The Ivalice Chronicles」の開発における苦労について語った。
リメイク作業に着手した際、河津氏のチームは、1990年代の業界における標準化されていない慣行が原因で、オリジナルのソースコードが失われていることを発見した。海外版を制作する際、オリジナルの日本語版のコードを上書きしていたという。そのため、河津氏のチームは、1997年に発売されたオリジナルのゲームをプレイし、マスターディスクを参照し、2011年に発売された「ファイナルファンタジータクティクス 獅子の戦争」のバージョンを参考にして、ソースコードを再構築するという大規模な作業に着手することになった。また、河津氏は、PAX West 2025のパネルディスカッションで、ファンが作成したデータベースから多くの失われた情報を得たと語った。
「The Ivalice Chronicles」の舞台裏について、河津氏は、最強キャラクターである「雷神シド」ことシドルファス・オルランドゥをどうするかという議論についても語った。シドはゲーム後半で仲間になる強力なキャラクターだが、多くのファンから強すぎると不満の声が上がっていた。河津氏は、シドの能力を下げるのではなく、そのままにしておくことで、「彼はストーリーの中で非常に強力なキャラクターとしてパーティに加わる」という役割をより良く表現できると考えた。シドが強すぎるという懸念を払拭するために、他のキャラクターを強化することでバランスを取ることにした。
河津氏は、「The Ivalice Chronicles」の成功次第では、ファイナルファンタジータクティクスの続編や、全く新しい戦略RPGの開発も視野に入れていることを示唆した。
このニュースは、システムエンジニアを目指す読者にとって、ソフトウェア開発におけるソースコードの重要性、およびその管理の難しさを示す事例となる。特に、過去のプロジェクトのソースコードが失われた場合、開発チームはオリジナルの仕様を解析し、それを元に新たなコードを書き起こす必要があり、これは非常に時間と労力を要する作業となる。また、ファンコミュニティが作成したデータベースが、開発において重要な情報源となることもあるという点は、オープンソースソフトウェア開発におけるコミュニティの重要性を示唆している。