【ITニュース解説】Hades 2, slot machine horror and other new indie games worth checking out
2025年09月27日に「Engadget」が公開したITニュース「Hades 2, slot machine horror and other new indie games worth checking out」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
インディーゲーム界では新作ラッシュが続く。人気作Hades 2が正式リリースされ話題を集める一方、一部新作は発売をずらした。しかし、開発者たちはSteamで連携し共同セールを実施、相互支援を見せた。他にスロットマシンホラー「CloverPit」やウォーキングシム「Baby Steps」など多様なゲームがリリースされ、東京ゲームショウでも注目作が発表された。
ITニュース解説
最近のインディーゲーム業界は非常に活発で、数多くの新しいゲームが発表され、東京ゲームショウやPlayStation State of Play、Xboxストリームといった大きなイベントでも多くのインディーゲームが注目を集めている。このような市場では、特に人気の大作インディーゲームの存在が、他の小規模な新作の発売スケジュールに影響を与えることがある。例えば、「Hollow Knight: Silksong」や「Hades 2」といった人気作のリリース時期を避けて発売日を設定したにもかかわらず、結果的に「Hades 2」と同時期になってしまうといった不運なケースも発生した。
このような状況の中、インディーゲームの開発者たちが互いに協力し合う動きも見られるのは素晴らしいことだ。今回紹介される新作ゲームの一部、具体的には「Baby Steps」「CloverPit」「Aethermancer」「Star Birds」「Deadly Days: Roadtrip」といったタイトルは、共同でSteamセールやバンドル販売を実施し、お互いのゲームを支え合っている。これは、競争が激しい市場で生き残るための、開発者たちの知恵と連帯を示すものと言える。
注目すべき新作インディーゲーム
まず、多くのプレイヤーが待望していた「Hades 2」が、早期アクセス期間を終え、ついにPCだけでなくNintendo SwitchとSwitch 2(次世代機)でもフルバージョンがリリースされた。このゲームは、プレイするたびにダンジョンの構造や出現する敵、手に入るアイテムなどが変化し、キャラクターを強化しながら繰り返し挑戦する「ローグライト」というジャンルに属する。前作に引き続き、その完成度の高さからレビューでも非常に高い評価を得ているようだ。
次に、「CloverPit」は、スロットマシンを題材にしたユニークなホラーゲームだ。プレイヤーは小さな部屋に閉じ込められ、借金を返済し、期限までに目標を達成するためにスロットマシンを回すことになる。コインや幸運のお守りを使い、それらの組み合わせ(シナジー)を見つけることで、スロットを有利に進め、借金を完済して脱出を目指す。もし失敗すれば、暗い奈落へと落ちていくという設定は、ギャンブルの要素にホラーの緊張感を加えている。開発元はギャンブルシミュレーターではなくホラーゲームだと強調しており、ルールを自分に有利に曲げることを目的としている。プレイヤーはお守りの組み合わせを試行錯誤しながら、いかに借金を返済するか戦略を練る必要があり、非常に中毒性の高いゲーム体験を提供しているようだ。このゲームはSteamでリリースされている。
「Baby Steps」は、「QWOP」や「Getting Over It」といった難解ながらも高い人気を誇るゲームを手がけたBennett Foddy氏らの最新作である。このゲームは、文字通り「歩く」ことそのものをシミュレーションする。プレイヤーは、失業中の主人公を操作し、一歩ずつ慎重に足を動かして山頂を目指す。片足を持ち上げ、地面に降ろし、重心を移動させて次の足を踏み出すという、現実の歩行に近い物理演算ベースの操作をすることで、安定した地面を見つけながら進んでいく。そのため、非常におかしくも、同時に非常にイライラさせられるゲームだと言われている。何度も転倒し、これまでの進行が台無しになることもあるが、少しずつでも前進すること自体が目標となる。本作はSteamとPS5でリリースされている。
「Bloodthief」は、吸血鬼がテーマの高速アクションゲームで、ダンジョンを駆け抜けるスタイルは「Ghostrunner」や「Ultrakill」に似ている。素早い動きで敵を倒していく爽快感が特徴で、ソロの開発者が手がけており、Steamでリリースされた。
「Blippo+」は、Playdateというプラットフォームで登場したゲームだが、この度Nintendo SwitchとSteamでもプレイできるようになった。これはケーブルテレビのパロディで、FMV(フルモーションビデオ)という、実際の映像を使った表現が特徴だ。異世界のテレビ番組をザッピングしながら、奇妙な宇宙人キャラクターたちの様子を観察することで、その裏に隠された奥深い物語を少しずつ解き明かしていくという、独特で素晴らしい体験を提供する。
「Consume Me」は、高校最後の年を迎える学生の複雑な心情とストレス、そして摂食障害という繊細なテーマを扱ったライフシミュレーションゲームだ。プレイヤーは主人公ジェニーとして、洗濯や犬の散歩といった日常の家事、学業、ボーイフレンドとのデート、そして摂食障害との向き合い方など、多くの要素を時間管理しながらこなしていく。ミニゲームをクリアすることでこれらのタスクを進める仕組みで、共同開発者の一人であるJenny Jiao Hsia氏自身のティーンエイジャー時代の経験に基づいている。このゲームは今年のIndependent Games Festivalで「Seamus McNally Grand Prize」を受賞しており、そのストーリーとテーマ性が高く評価されている。Steam(PCとMac向け)で現在リリースされている。
「Hotel Barcelona」は、「Deadly Premonition」のSwery氏と「No More Heroes」のSuda51氏という、個性的な著名ゲームディレクター二人がタッグを組んで制作したローグライトゲームだ。シリアルキラーに占拠されたホテルを舞台に、プレイヤーは戦いながら進んでいく。本作はマルチプレイヤーにも対応しており、友人たちと一緒に攻略することもできる。さらに、フロム・ソフトウェアのゲームによく見られるように、他のプレイヤーのゲームに侵入し、進行を妨害して倒すという要素も用意されている。このゲームもSteam、Xbox Series X/S、PS5でリリースされている。
今後リリースされる期待のゲーム
ゲーム業界で常に注目されているパブリッシャーの一つ、Annapurna Interactiveは、東京ゲームショウで三つの新作アドベンチャーゲームを発表した。
一つ目の「D-topia」は、人工知能によって管理される理想郷(ユートピア)を舞台にした論理パズルゲームだ。プレイヤーはメンテナンス作業員として、工場の論理パズルを解き、人々の問題を解決することで、この社会がうまく機能し続けるよう努める。プレイヤーの選択によって物語は変化し、表向きは完璧に見えるユートピアの裏側には、何か問題が隠されているかもしれないという設定だ。グラフィックは洗練されており、シンプルな見た目とは裏腹に、プレイヤーを引き込む会話が展開される。この物語主導のパズルゲームは、2026年に主要なゲームプラットフォームでリリースされる予定だ。
二つ目の「People of Note」は、2025年にリリースが予定されている「ミュージカル・ナラティブ・アドベンチャー」だ。ポップシンガーである主人公ケイデンスが、異なるジャンルの音楽を専門とする他のミュージシャンたちの協力を得て、スターダムを目指す物語である。戦闘はターン制で行われ、音楽のビートに合わせて攻撃のタイミングを取ることで、より効果的な攻撃を繰り出せる。音楽ジャンルがバトルのダイナミズムに影響を与えるというユニークなシステムが特徴だ。ターン制バトルがあまり得意ではないプレイヤーのために、戦闘や環境パズルを無効にできるオプションも用意される予定で、より幅広い層のプレイヤーが楽しめるよう配慮されている。主要なゲームプラットフォームでのリリースが予定されている。
三つ目の「Demi and the Fractured Dream」は、人気ゲーム「ゼルダの伝説」シリーズのようなアクションアドベンチャーゲームだ。環境パズルを解き、プラットフォームアクションをこなし、敵を斬り倒していく「ハック&スラッシュ」要素が満載である。プレイヤーは呪われた英雄デミとなり、世界を救うために強大な敵を倒す旅に出る。さまざまな道具や魔法を使いこなし、敵の攻撃を完璧なタイミングで回避することで、次の攻撃を強化できるというシステムも特徴だ。このゲームも2026年に主要なゲームプラットフォームでリリースされる予定だ。
また、映画「ハロウィン」を原作としたホラーゲームも注目されている。IllFonicとGun Interactiveが共同で手がけるこのゲームは、2026年9月8日に主要なゲームプラットフォームでリリースされる。このゲームは「Friday the 13th: The Game」や「The Texas Chain Saw Massacre」のような、非対称型マルチプレイヤーホラーゲームの形式を取っている。これは、少数の強力な殺人鬼と、多数の逃げ惑う生存者に分かれてプレイするジャンルだ。このゲームでは、3人のプレイヤーが一般人として、殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズに狙われたNPC(非プレイヤーキャラクター)を救出しようと奮闘する。一方、一人でプレイしたい場合は、伝説の殺人鬼ジェイソンとなり、ハドンフィールドの町を恐怖に陥れるシングルプレイヤーモードも用意されている。
これらの新作や今後の発表タイトルは、インディーゲームの多様性と創造性を示しており、今後のゲーム市場をさらに面白くしてくれるだろう。