【ITニュース解説】From Code to Cloud: Seamless CI/CD with GitHub Actions and Azure Web Apps
2025年09月14日に「Dev.to」が公開したITニュース「From Code to Cloud: Seamless CI/CD with GitHub Actions and Azure Web Apps」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
Node.jsアプリを開発する際、GitHub Actions、Docker、Azure Web Appsを活用し、コード変更時に自動でテスト・ビルド・クラウドデプロイするCI/CDパイプラインを構築する。手作業を減らし、品質と効率を向上させる方法を解説。
ITニュース解説
ニュース記事の内容は、システムエンジニアを目指す初心者に向けて、Node.jsで開発したWebアプリケーションを、手動の介入なしに自動的にクラウドへ公開する「CI/CD(継続的インテグレーションと継続的デプロイ)」という手法について解説している。具体的には、GitHub Actions、Docker、Kubernetes(言及のみ)、Azure Web Appsといった技術を組み合わせることで、コードをGitHubにプッシュするだけで、テスト、ビルド、デプロイまでの一連のプロセスを自動化するパイプラインを構築する方法が示されている。
まず、このプロセスを開始するために、Node.js(アプリケーション実行環境)、Git(バージョン管理システム)、Docker Desktop(コンテナ実行環境)、GitHubアカウント(コードホスティングサービス)といった基本的なツールをローカル環境に準備する必要がある。これらは、現代のソフトウェア開発において不可欠なツールである。
次に、Gitを使ってプロジェクトのバージョン管理環境を整える。自分の名前とメールアドレスを設定し、新しいプロジェクトディレクトリを作成したら、その中でgit initコマンドを実行してGitリポジトリを初期化する。これにより、コードの変更履歴を追跡し、後でGitHubにプッシュするための準備が整う。
その後、実際に動くNode.jsのWebアプリケーションを構築する。npm init -yコマンドでプロジェクトの基本設定ファイルであるpackage.jsonを作成し、アプリケーションの名称やバージョン、実行スクリプト、開発に必要なツール(Jest、ESLint、Supertestなど)を定義する。続いて、app.jsというファイルにWebサーバーのコードを記述する。このコードは、HTTPリクエストを処理し、トップページ、ヘルスチェック、システム情報、監視用メトリクスといった複数のURL(エンドポイント)に対応する機能を持つ。アプリケーションのコードが完成したら、npm installコマンドで必要なライブラリをインストールする。
アプリケーションの品質を確保するために、自動テストの導入は非常に重要である。testsディレクトリとapp.test.jsファイルを作成し、アプリケーションの各機能が期待通りに動作するかを検証するテストコードを記述する。例えば、特定のURLにアクセスしたときに正しい応答が返ってくるか、エラー処理が適切に行われるかなどを確認する。テストフレームワークであるJestの設定ファイルjest.config.jsも作成し、テストの実行方法や対象を指定する。これにより、コードを変更するたびに自動でテストが実行され、問題がないことを継続的に確認できるようになる。
コードの準備とテスト環境が整ったら、アプリケーションをDockerという技術を使って「コンテナ化」する。Dockerfileというファイルを作成し、アプリケーションとその実行環境を一つの独立したパッケージ(コンテナイメージ)としてビルドするための手順を記述する。この記事では、効率的なイメージ作成のためにマルチステージビルドが採用されている。これは、開発環境と本番環境のビルドを分離し、最終的なイメージのサイズを最小限に抑える手法である。また、セキュリティ向上のため、コンテナ内でアプリケーションを非rootユーザーとして実行する設定や、アプリケーションの稼働状況を確認するためのヘルスチェック機能も組み込む。
さらに、プロジェクトには.dockerignore、.gitignore、.env.example、.eslintrc.jsといった設定ファイル群も作成する。これらのファイルは、それぞれDockerイメージのビルド時やGitのバージョン管理時、環境変数の管理、コード品質チェックといった目的で、どのファイルを無視するか、どのような設定を適用するかなどを指定する役割を持つ。
開発環境でアプリケーションを手軽に起動するために、Docker Composeというツールを利用する。docker-compose.ymlファイルを作成し、Dockerコンテナの定義を行う。これにより、docker-compose up -dという一つのコマンドを実行するだけで、アプリケーションをDockerコンテナとして簡単に起動し、ローカルで動作確認を行うことができる。停止や削除もdocker-compose downコマンドで容易に実行できる。
これらの準備が完了したら、ローカル環境でアプリケーションとテスト、そしてDockerコンテナが正しく動作するかを最終確認する。npm testでテストがパスすることを確認し、npm startでWebサーバーを起動してブラウザやcurlコマンドで各エンドポイントを検証する。また、Dockerコマンド(docker build、docker runなど)やDocker Composeコマンドを使って、コンテナ化されたアプリケーションも問題なく動作することを確認する。
ローカルでの確認後、作成したコードをGitでコミットし、GitHub上のリポジトリにプッシュする。このプッシュをトリガーとして、GitHub ActionsというGitHubの自動化サービスが自動的に動き出す。記事で定義したci.ymlというワークフローファイルには、コードのテスト、Lint(コード品質チェック)、Dockerイメージのビルド、そしてGitHub Container Registryへのプッシュといった一連のタスクが記述されている。このパイプラインが自動的に実行されることで、開発者は常にコードの品質が保証された状態を維持し、いつでもデプロイ可能な最新のアプリケーションイメージを生成できる。また、デプロイのステップも定義されており、開発ブランチへのプッシュはステージング環境への、メインブランチへのプッシュはプロダクション環境へのデプロイを想定している。
最後に、構築したアプリケーションをAzure Web Appsというクラウドサービスにデプロイし、インターネット上で公開する。Azure Web Appsは、Microsoft Azureが提供するPaaS(Platform as a Service)の一つであり、開発者がサーバー管理やインフラの維持に煩わされることなく、アプリケーションの開発と運用に集中できる大きな利点がある。スケーリング、セキュリティ、監視機能も標準で提供される。Azure Portalにログインし、リソースグループとWebアプリサービスを作成する際、デプロイ方法としてGitHub連携を選択する。これにより、Azureが自動的にGitHub Actionsのワークフローファイルを生成し、GitHubへのプッシュをトリガーとして、アプリケーションのビルドからAzure Web Appsへのデプロイまでを完全に自動化するCI/CD環境が構築される。デプロイが完了すれば、Azureから提供されるURLにアクセスするだけで、自分のアプリケーションがクラウド上で稼働していることを確認できる。
このように、この記事は、Node.jsアプリケーションのコード作成から、テスト、コンテナ化、そしてGitHub ActionsとAzure Web Appsを用いたクラウドへの自動デプロイまで、現代のソフトウェア開発における包括的なCI/CDパイプラインの構築手順を示している。この一連の自動化されたワークフローにより、手作業によるデプロイのミスが減り、開発サイクルが高速化され、より安定したアプリケーションの提供が可能になる。