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【ITニュース解説】Install PlatformIO Core (CLI) on Windows

2025年09月23日に「Dev.to」が公開したITニュース「Install PlatformIO Core (CLI) on Windows」について初心者にもわかりやすく解説しています。

作成日: 更新日:

ITニュース概要

PlatformIO Coreは人気の開発環境PlatformIO IDEの基盤となるコマンドラインツール。WindowsにVS Codeなしでインストールする方法を解説する。Pythonとpipを使い、プロジェクト作成、コンパイル、コードアップロードといったPlatformIOの全機能をターミナルから実行できる。

出典: Install PlatformIO Core (CLI) on Windows | Dev.to公開日:

ITニュース解説

システムエンジニアを目指す上で、日々の開発作業を効率的に進めるためのツールは非常に重要だ。特に、最近ではIoT(モノのインターネット)や組み込みシステムの開発が注目されており、そうした分野で活躍するために知っておきたいツールのひとつに「PlatformIO」がある。今回解説するPlatformIO Core(CLI)は、このPlatformIOの基盤となる部分であり、Windows環境でこれをどう利用し、なぜ学ぶべきなのかを詳しく見ていこう。

まず、PlatformIO Core(CLI)とは何か。これは、PlatformIOという開発プラットフォームの「コマンドラインインターフェース」版ツールだ。普段パソコンを使っていると、マウスでアイコンをクリックしたり、メニューを選んだりしてソフトウェアを操作することが多いだろう。これは「GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)」と呼ばれる操作方法だ。それに対し、CLIは、キーボードを使って文字でコマンド(命令)を入力し、コンピュータを操作する方法を指す。PlatformIO Core(CLI)は、まさにこのコマンド入力だけで、組み込みシステム開発のさまざまな作業をこなせるツールなのだ。

多くの人がPlatformIOを使う際、「VS Code」というプログラミングエディタの拡張機能として利用している。しかし、PlatformIO Core(CLI)は、VS Codeがなくても単体で動作するという特徴を持つ。これは、たとえば画面を持たないサーバー上で自動的にプログラムをビルドしたり、テストしたりする「継続的インテグレーション(CI)」のようなシステムと連携させる際に非常に便利だ。システムエンジニアにとって、CLIでの操作に慣れることは、より高度な自動化や効率的な開発を進める上で欠かせないスキルとなる。

では、具体的にWindows環境でPlatformIO Core(CLI)をどのようにインストールし、利用するのか。

最初のステップは、「Python 3」のインストールだ。PlatformIO CoreはPythonというプログラミング言語で開発されており、その動作にはPythonの実行環境が必要となる。Pythonは非常に人気のあるプログラミング言語で、多くの開発ツールやライブラリがPython上で動いているため、システムエンジニアを目指す上ではぜひ習得しておきたい言語の一つだ。Pythonのインストールは、Windowsのパッケージ管理ツールである「winget」を使うか、Pythonの公式サイトからインストーラーをダウンロードして実行する方法がある。インストールが完了したら、コマンドプロンプトやターミナルを開き、「python --version」と入力してみよう。Pythonのバージョンが表示されれば、正しくインストールされている証拠だ。また、「pip --version」と入力して、pipというツールが利用できることも確認しておくと良い。pipは、Pythonで書かれたプログラムやライブラリを簡単にインストール・管理するための便利なツールで、PlatformIO Coreのインストールに利用する。

次に、pipを使ってPlatformIO Coreをインストールする。Pythonとpipの準備が整ったら、コマンドプロンプトやターミナルで「pip install platformio」と入力し、Enterキーを押すだけでよい。このコマンドを実行すると、pipがインターネット経由で最新のPlatformIO Core CLIをダウンロードし、あなたのWindowsシステムに自動的にインストールしてくれる。

インストールが終わったら、正しくPlatformIO Coreが使えるようになっているかを確認しよう。コマンドプロンプトで「pio --version」と入力してみる。もし「PlatformIO Core, version 6.x.x」のようなメッセージが表示されれば、インストールは成功だ。「pio」は、PlatformIO Core CLIのコマンドを実行するための入り口となるコマンドで、これを使うことで様々なPlatformIOの機能を利用できるようになる。

将来、PlatformIO Coreの新しいバージョンがリリースされた場合、手軽にアップグレードできるのも大きな利点だ。アップグレードしたいときは、「pip install -U platformio」というコマンドを実行するだけでよい。「-U」オプションは「アップグレード」を意味し、最新のPlatformIO Coreをダウンロードして既存のものを更新してくれる。このように、pipを使うことで、ツールの導入も管理も非常にシンプルに行うことができる。

PlatformIO Core(CLI)を使うメリットは多岐にわたる。 まず、「VS Codeなしで動作する」という点は、先述の通り、グラフィック表示がない環境(ヘッドレス環境)や、自動化された開発プロセス(CI)と非常に相性が良い。システム開発においては、コードを書き、テストし、ビルドしてデプロイする一連の作業を自動化することが求められる場面が多い。CLIツールは、このような自動化システムに簡単に組み込めるため、開発効率の大幅な向上に貢献する。

次に、「PlatformIOの全機能をサポートする」ことだ。CLI版であっても、プロジェクトの初期化、ソースコードのビルド(コンパイル)、完成したファームウェアの組み込みボードへのアップロード、そしてボードからのシリアル通信のモニターといった、PlatformIOの主要な機能はすべて利用可能だ。これら一連の作業をコマンド一つで実行できるため、開発者はよりコードの記述に集中できる。

「pipで簡単に最新の状態を保てる」ことも、システム開発において非常に重要な要素だ。ツールが常に最新の状態であれば、新しい機能を利用できたり、セキュリティの脆弱性が修正されたりする。pipによる簡単なアップデートは、開発環境を健全に保つ上で非常に役立つ。

最後に、「PlatformIO IDE拡張機能と同じ環境を使用する」という点もメリットとして挙げられる。これは、VS CodeのPlatformIO拡張機能を使っている人と、CLI版を使っている人で、同じビルド設定やライブラリが利用できることを意味する。これにより、チーム開発において環境の差異によるトラブルを減らし、スムーズな連携が可能になる。

このように、PlatformIO Core(CLI)を学ぶことは、システムエンジニアとして組み込み開発やIoT分野に踏み出す上で非常に有効な一歩となる。コマンドライン操作の習熟は、将来的にサーバー管理やクラウドインフラの自動化など、さらに広範なIT分野で役立つ基本的なスキルだ。ぜひこの機会に、PlatformIO Core(CLI)を使いこなし、開発の幅を広げてほしい。

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