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【ITニュース解説】Create a sample resume and Push to GitHub Pages.

2025年09月13日に「Dev.to」が公開したITニュース「Create a sample resume and Push to GitHub Pages.」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

Gitはコードの変更履歴を管理し、複数人での共同開発を効率化するシステムだ。GitHubはそのGitを基盤としたプラットフォームで、コードの共有や管理を容易にする。この記事では、Git Bashを使ってWindows環境で履歴書を作成し、それをGitHub Pagesで公開する具体的な手順を解説している。

ITニュース解説

システムエンジニアを目指す初心者が知っておくべき重要なツールと手順について解説する。ソフトウェア開発において、複数の人が協力してコードを作成したり、過去の変更履歴を管理したりすることは不可欠であり、その中心となるのが「Git」というバージョン管理システムである。

Gitは「分散型バージョン管理システム」と呼ばれるもので、プロジェクトのすべての履歴データが各開発者の手元のコンピューター(ローカル)に完全にコピーされる特徴を持つ。これにより、インターネット接続がなくても作業を進められ、変更はまずローカルで記録され、その後サーバー上の共有リポジトリに同期される仕組みだ。これは、常にサーバーと接続し、コードの同期をしないと新しいバージョンが作れない「集中型バージョン管理システム」とは対照的である。Gitの柔軟性と普及率は非常に高く、多くの開発者が既に使いこなしており、その豊富なコミュニティサポートも大きな魅力だ。

Gitを使うことには多くの利点がある。まず「同時開発」が可能になる。各開発者がそれぞれ自分のコードのコピーを持ち、独立した作業領域である「ブランチ」で同時に作業を進められるため、他の人の作業を待つ必要がない。ほとんどの操作がローカルで行われるため、オフラインでも作業できる。次に「高速なリリース」が実現される。ブランチのおかげで、安定した品質のコードを保持する「メインブランチ」と、開発中の新機能が含まれる「フィーチャーブランチ」を明確に分けられる。フィーチャーブランチでの開発が完了したらメインブランチに統合することで、安定版の管理と更新の迅速化が容易になる。さらに「統合性」も優れている。Gitは非常に普及しているため、ほとんどの開発ツールや製品に組み込まれており、IDE(統合開発環境)にはGitサポートが内蔵されているのが一般的だ。継続的インテグレーション(CI)や継続的デプロイメント(CD)、自動テストといった多くの機能と連携し、日々の開発ワークフローを簡素化する。また、Gitはオープンソースであり、事実上の標準として広く使われているため「強力なコミュニティサポート」がある。困ったことがあっても、豊富なツールやリソース、そして多くのユーザーからの助けを得やすい。どのようなチームでもGitは有効であり、ソースコード管理ツールと組み合わせることで、共同作業の促進、ルール適用、プロセス自動化、作業の可視性向上を通じてチームの生産性を高める。GitHubやAzure DevOpsのような統合ソリューションを選べば、バージョン管理から作業項目追跡、CI/CDまで一元的に管理できる。

Gitにおける重要な機能に「プルリクエスト」がある。これは、自分の変更をメインブランチに統合する前に、チーム内でコードの変更内容をレビューし、議論するための仕組みだ。プルリクエストを通じた議論はコードの品質を確保し、チーム全体の知識を高める上で非常に価値がある。GitHubやAzure DevOpsといったプラットフォームは、ファイル変更の確認、コメントの追加、コミット履歴の閲覧、ビルド結果の表示、承認投票など、充実したプルリクエスト体験を提供する。また「ブランチポリシー」を設定することで、GitHubやAzure DevOps上でチームのワークフローを統一できる。例えば、プルリクエストが特定の要件を満たさない限り統合を完了できないようにしたり、重要なブランチへの直接プッシュを禁止したり、レビュアーの承認やクリーンなビルドを必須にしたりして、コードの品質と安定性を保つ。

「GitHub」は、Gitを基盤としたクラウド上のプラットフォームであり、主に開発者がコードを保存、管理、共有するために利用される。Gitの強力なバージョン管理機能を、より多くの人が使いやすく、共同作業しやすい形に提供している。

Windows環境でGitをコマンドラインで操作する際に便利なのが「Git Bash」だ。Gitは元々Unix系のコマンドライン環境で開発されたため、Windows標準のコマンドプロンプトでは一部のコマンドが直接使えない場合がある。Git Bashは、Windowsユーザー向けにUnix系のシェル環境を提供し、Gitのコマンドライン操作をスムーズに行えるようにする。開発者はしばしば、より柔軟な操作のためにGUIツールだけでなくコマンドラインも利用する。

Git Bashでよく使う基本的なコマンドをいくつか紹介する。 「git push」は、ローカルリポジトリ(自分のコンピューター上にあるプロジェクトの履歴管理されたディレクトリ)の変更内容を、リモートリポジトリ(GitHubなど、共有サーバー上にあるリポジトリ)にアップロードする。 「git commit -m "メッセージ"」は、現在の作業状態のスナップショット(特定の時点でのプロジェクトの状態記録)を作成し、履歴に追加する。-mオプションでそのコミットがどのような変更だったかを説明するメッセージを付ける。 「git add .」は、変更したファイルを「ステージングエリア」と呼ばれる一時的な領域に追加する。これは、次のコミットでどの変更を記録するかGitに伝えるための準備段階だ。 「git remote add origin [URL]」は、ローカルリポジトリとリモートリポジトリを結びつけるためのコマンドで、通常、originという名前でリモートリポジトリのURLを登録する。

それでは、具体的な手順を見ていこう。まず、GitをWindowsにインストールする。公式ウェブサイトからインストーラーをダウンロードし、ほとんどの設定をデフォルトのままでインストールを完了する。インストール後、Git Bashを開き、最初に自分の名前とメールアドレスを設定する。「git config --global user.name "名前"」と「git config --global user.email "メールアドレス"」コマンドを使うことで、どのユーザーがコミットを行ったか識別できるようになる。設定が成功したかは「git config --list」で確認できる。

次に、作業するディレクトリを作成する。「mkdir [ディレクトリ名]」コマンドで新しいフォルダを作り、その中に移動する。「cd [ディレクトリ名]」で作成したディレクトリに入る。このディレクトリをGitで管理できるようにするため、「git init」コマンドを実行する。これにより、現在のディレクトリがローカルGitリポジトリとして初期化され、バージョン管理の準備が整う。この操作で作成される.gitという隠しファイルは、「ls -al」コマンドで確認できる。

続いて、履歴書となるHTMLファイルを作成する。「touch index.html」コマンドで空のindex.htmlファイルを作り、「ls」コマンドで存在を確認する。ファイルの編集には「vi index.html」コマンドを使用する。viエディタを開いたら、iキーを押して「挿入モード」に入り、ChatGPTなどで生成した履歴書のHTMLコードを貼り付ける。編集が終わったら、Escキーを押して挿入モードを抜け、続けて:wqと入力してEnterキーを押す。これは「保存して終了」を意味するコマンドだ。

次に、GitHubにアクセスし、アカウントをまだ持っていなければ作成する。ログイン後、「New repository」を選択して新しいリポジトリを作成する。リポジトリに名前を付け、「Public」を選択し、READMEファイルは追加せずにリポジトリを作成する。作成後、表示されるHTTPSのURLをコピーする。このURLを使って、ローカルリポジトリとGitHub上のリモートリポジトリを紐づける。「git remote add origin [コピーしたURL]」コマンドをGit Bashで実行する。

ここで「git status」コマンドを使って、作成したindex.htmlファイルが変更された状態として認識されているか確認する。ファイルが未追跡状態と表示されるはずだ。これをコミット対象にするため、「git add .」コマンドで全ての変更をステージングエリアに追加する。再度「git status」で確認すると、ファイルがステージングされた状態になっていることがわかる。最後に、ステージングされた変更をローカルリポジトリに記録する。「git commit -m "Initial resume commit"」のように、変更内容を説明するメッセージを付けてコミットを実行する。

ローカルでの変更が完了したら、これをGitHubのリモートリポジトリにアップロードする。「git push origin master」コマンドを実行する。初めてプッシュする際は、GitHubへのサインインを求められる場合があるため、ブラウザ経由でログイン認証を行う。認証が完了し、Git Bashに成功のメッセージが表示されれば、GitHubへのプッシュが完了だ。

GitHubのリポジトリページにアクセスし、ブランチがmainではなくmasterであることを確認する(プッシュしたブランチ名に合わせる)。index.htmlファイルをクリックして内容を確認すると、ローカルで編集した履歴書がGitHubに反映されているのがわかるはずだ。

最後に、作成した履歴書をウェブページとして公開する。GitHubリポジトリの設定(Settings)に行き、左側のメニューから「Pages」をクリックする。「Branch」の項目でmasterブランチを選択し、「/root」のまま保存する。ページを更新すると、GitHub PagesのURLが表示されるので、それをブラウザで開くと、オンラインで自分の履歴書が公開されているのが確認できる。このように、GitとGitHubを組み合わせることで、バージョン管理されたプロジェクトを簡単にウェブ上で共有し、公開することが可能になる。

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