【ITニュース解説】Node.js DevOps Pipeline – Docker, CI/CD, Kubernetes, Azure
2025年09月16日に「Dev.to」が公開したITニュース「Node.js DevOps Pipeline – Docker, CI/CD, Kubernetes, Azure」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
Node.jsアプリをDockerでコンテナ化し、GitHub ActionsでCI/CDを自動化。KubernetesやAzureへのデプロイを含め、開発からリリースまでの一連のDevOpsワークフローを実践的に解説する記事。SE初心者でも現代のアプリ開発の流れを学べる。
ITニュース解説
この記事は、Node.jsで開発されたウェブアプリケーションを、開発から運用まで一貫して管理する「DevOps」という手法を実践的に解説するものだ。システムエンジニアを目指す初心者にとっても、現代のソフトウェア開発に不可欠な様々な技術やツールの連携を理解するための良い出発点となるだろう。
まず、プロジェクトを始めるにあたり、Node.js、Git、Docker Desktopといった基本的な開発ツールがパソコンにインストールされている必要がある。これらのツールは、それぞれアプリケーションの実行環境、バージョン管理、コンテナ化という重要な役割を担う。Gitを設定し、変更履歴を管理する準備が整えば、いよいよNode.jsウェブアプリケーションの構築を開始する。
Node.jsアプリケーションの作成では、まずpackage.jsonというファイルでプロジェクトの情報を定義し、必要なライブラリを管理する。次に、app.jsというメインファイルに、ウェブサーバーとしての機能(ユーザーからのリクエストに応答する処理)を記述する。このアプリケーションは、特定のURLにアクセスするとウェブページを表示したり、システムの稼働状況や情報をJSON形式で返したりするエンドポイントを持っている。
アプリケーションが正しく動作するかを確認するためには「テスト」が不可欠だ。JestとSupertestというツールを使って、アプリケーションのエンドポイントが期待通りの応答を返すかを自動で検証するテストコードを作成する。また、ESLintというツールを導入し、コードの品質や記述スタイルを統一することで、バグの早期発見や保守性の向上に繋げる。
コードの準備ができたら、Gitを使ってコードの変更履歴を管理し、GitHubというサービスにコードを保存する。ここからDevOpsの重要な要素である「CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)」の自動化が始まる。GitHub Actionsというツールを使って、コードがGitHubにプッシュされるたびに、自動的にテストを実行し、問題がなければアプリケーションをビルドするパイプラインを構築する。このパイプラインには、コンテナイメージのビルドやセキュリティスキャンも含まれる。
次に、アプリケーションを「コンテナ化」する。Dockerという技術を使い、アプリケーションとその実行に必要なすべての要素(Node.jsランタイム、ライブラリなど)を一つの独立した「コンテナ」としてパッケージングする。これにより、どの環境でも同じようにアプリケーションが動作することを保証できる。Dockerfileというファイルにコンテナの作成手順を記述し、Docker Composeというツールを使うと、開発環境でアプリケーションを簡単に起動・停止できるようになる。
アプリケーションのコンテナイメージが完成したら、いよいよデプロイメント(配備)のフェーズだ。この記事では、異なる環境へのデプロイをGitHub Actionsで自動化する方法が示されている。具体的には、開発中の変更を反映するdevelopブランチへのプッシュで「ステージング環境」に自動デプロイし、安定版コードを管理するmainブランチへのプッシュで「プロダクション環境」に自動デプロイするという戦略だ。ステージング環境は最終確認用、プロダクション環境は実際にユーザーが利用する本番環境を指す。
さらに、このプロジェクトでは「Kubernetes」というコンテナオーケストレーションツールも活用する。Kubernetesは、多数のコンテナ化されたアプリケーションを効率的に管理し、高可用性(システムが停止しないこと)やスケーラビリティ(負荷に応じて柔軟に拡張できること)を実現するための強力なプラットフォームだ。ここでは、ステージング環境とプロダクション環境それぞれに対して、アプリケーションのデプロイメント(コンテナの数や設定)とサービス(外部からのアクセス方法)を定義するファイルを作成する。これにより、複雑なコンテナの管理を自動化し、安定した運用が可能になる。
最後に、作成したアプリケーションをクラウド環境である「Azure Web Apps」にデプロイする方法も紹介される。Azure Web Appsは、マイクロソフトが提供するPaaS(Platform as a Service)の一つで、サーバーの管理を自分で行うことなく、手軽にウェブアプリケーションを公開できるサービスだ。Azureポータルを使って、アプリケーションを動かすための基盤となる「App Service Plan」と、その上で動作するアプリケーション自体を「App Service」として設定し、GitHubリポジトリと連携させることで、継続的なデプロイが可能になる。
このように、Node.jsで書かれたシンプルなウェブアプリケーションを中心に、Gitでのバージョン管理、Dockerによるコンテナ化、GitHub ActionsによるCI/CDの自動化、Kubernetesによるコンテナ管理、そしてAzure Web Appsへのクラウドデプロイという一連のDevOpsワークフローを実践することで、現代のソフトウェア開発に求められる効率性、信頼性、スケーラビリティを実現できることを学ぶことができるだろう。
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