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【ITニュース解説】Top Tech Skills in Demand at GCCs in India

2025年09月12日に「Dev.to」が公開したITニュース「Top Tech Skills in Demand at GCCs in India」について初心者にもわかりやすく解説しています。

作成日: 更新日:

ITニュース概要

インドのGCCでは、グローバル製品開発を牽引するシステムエンジニアの需要が高まっている。現在求められる主要スキルは、フルスタック開発、クラウド、データエンジニアリング、AI/ML、サイバーセキュリティ、DevOpsだ。

出典: Top Tech Skills in Demand at GCCs in India | Dev.to公開日:

ITニュース解説

インドに設立されたグローバル・ケイパビリティ・センター(GCC)は、近年、その役割を大きく変化させている。以前は、親会社からの指示に基づいてサポート業務やバックオフィス業務を行うことが主だったが、現在では製品開発、研究、データ分析、デジタルトランスフォーメーションといった、企業の中心的なイノベーションを推進するハブへと進化しているのだ。この大きな変化に伴い、GCCで求められる技術スキルも高度化し、特定の専門分野に対する需要が非常に高まっている。もしシステムエンジニアを目指すのであれば、これからのキャリアを築く上で、GCCで特に求められている技術スキルを理解しておくことは非常に重要だ。

まず、デジタル製品の構築において不可欠なスキルとして「フルスタック開発」が挙げられる。これは、Webサイトやアプリケーションの見た目や操作を担当する「フロントエンド」と、データの処理や管理を行う「バックエンド」の両方を一人でこなせる開発者のことを指す。GCCでは、世界中で使われるデジタル製品の開発を多く手掛けているため、フロントエンドではReact、Angular、VueといったJavaScriptフレームワーク、バックエンドではNode.js、Java、.NETといった言語や技術に精通した人材が広く求められている。

次に、「クラウドコンピューティング」のスキルも非常に重要だ。クラウドとは、インターネット経由でコンピューターのサーバーやストレージ、データベースなどのIT資源を必要な時に必要なだけ利用できる仕組みのことだ。GCCの業務運営において、クラウドサービスの導入は中心的な役割を担っており、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloudといった主要なクラウドプラットフォームの知識を持つ開発者やエンジニアは、高い需要がある。さらに、サーバーレスアーキテクチャやKubernetes、コンテナ化といった技術の知識があれば、その価値はさらに高まることになる。

さらに、GCCではグローバルな意思決定のために膨大なデータを処理するため、「データエンジニアリングと分析」のスキルを持つ専門家も強く求められている。データエンジニアは、SQL、Python、Spark、Hadoopといった技術を使い、大量のデータを収集し、保存し、分析しやすい形に加工する仕組みを構築する役割を担う。加えて、Power BI、Tableau、Lookerなどのツールを用いてデータを視覚的に表現し、ビジネスの洞察を得る「データ可視化」のスキルも重要である。

もはやニッチな分野ではなくなった「人工知能(AI)と機械学習(ML)」も、GCCが注力する分野の一つだ。AIやMLは、コンピューターがデータから学習し、人間のように推論や判断を行う技術を指す。GCCでは、TensorFlow、PyTorch、Scikit-learnといったライブラリやフレームワーク、自然言語処理(NLP)やディープラーニングモデルに関する専門知識を持つ人材を採用している。これらの役割は、業務の自動化、ユーザーへの最適な商品推薦、将来の予測分析などに貢献することが多い。

グローバル企業はGCCに機密性の高いデータを預けるため、「サイバーセキュリティ」の専門家に対する需要も非常に高い。サイバーセキュリティとは、コンピューターシステムやネットワーク、データなどをサイバー攻撃や不正アクセスから守るための技術や対策のことである。脅威の検出、システムへの侵入テスト(ペネトレーションテスト)、ネットワークのセキュリティ確保、そしてGDPR、HIPAA、ISOといった国際的な規制や基準への準拠に関するスキルは、極めて重要視される。

ソフトウェアの迅速かつ信頼性の高い提供を維持するためには、「DevOpsと自動化」のスキルも不可欠だ。DevOpsとは、開発(Development)と運用(Operations)を組み合わせた造語であり、ソフトウェアの開発からリリース、運用までを一貫して効率的に行うための考え方や文化、ツール群を指す。継続的インテグレーション・継続的デリバリー(CI/CD)パイプライン、Jenkins、Docker、Kubernetes、GitHub Actions、Terraformといったツールのスキルは最優先事項であり、テストの自動化やサイト信頼性エンジニアリング(SRE)の知識も高く評価される。

また、GCCはグローバルな製品のデザインも手掛けているため、「UI/UXデザイン」のスキルを持つ人材も求められている。UIはユーザーインターフェース、つまり製品の見た目や操作部分を指し、UXはユーザーエクスペリエンス、すなわち製品を通じて得られるユーザー体験を指す。FigmaやAdobe XDといったデザインツール、そしてユーザビリティテストのスキルを持つUI/UXデザイナーは、製品が世界中のユーザーの期待に応えられるよう、魅力的な製品設計を行うために必要とされている。

さらに、一部のGCCは、ブロックチェーン、モノのインターネット(IoT)、エッジコンピューティングといった「新興技術」の分野にも進出しつつある。これらのスキルはまだ比較的新しく、現時点では専門的な需要に留まっているが、イノベーションを重視するGCCにおいては、その重要性が高まっていくことが予想される。

このように、インドのGCCは単なるサポート機能を超え、急速に規模を拡大し、企業のイノベーションを推進する中心的な役割を担う場所へと変貌している。今日最も需要が高いスキルは、クラウド、フルスタック開発、データエンジニアリング、AI/ML、サイバーセキュリティ、そしてDevOpsといった分野である。GCCの採用モデルが進化する中で、企業はイノベーションと長期的な成長を推進できる人材に焦点を当てている。システムエンジニアを目指すのであれば、これらの分野に積極的に投資しスキルを磨くことで、バンガロール、ハイデラバード、プネといった主要なテクノロジーハブにある一流のGCCで、大きなキャリアの機会を見つけることができるだろう。

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