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【ITニュース解説】Installing Jenkins on Rocky Linux 9

2026年09月10日に「Dev.to」が公開したITニュース「Installing Jenkins on Rocky Linux 9」について初心者にもわかりやすく解説しています。

作成日: 更新日:

ITニュース概要

CI/CDツールJenkinsをRocky Linux 9へ安全に導入する手順を解説。Javaインストールから始め、NginxとSSLでHTTPS化し、性能最適化や自動バックアップを設定する。GUIとCLIでテストジョブを実行し、安全に運用できるJenkins環境を構築する。

出典: Installing Jenkins on Rocky Linux 9 | Dev.to公開日:

ITニュース解説

Jenkinsは、ソフトウェア開発の現場で非常に人気のあるオープンソースの自動化サーバーであり、継続的インテグレーション(CI)や継続的デプロイメント(CD)を実現するために使われる。CI/CDとは、ソフトウェアのビルド、テスト、デプロイといった一連の作業を自動化し、開発プロセスを効率化する手法を指す。この解説では、JenkinsをRocky Linux 9というオペレーティングシステム上にインストールし、安全かつ効率的に運用するための手順を詳細に見ていく。具体的には、ウェブインターフェースをHTTPSで保護し、システムのパフォーマンスを最適化し、さらに自動バックアップの仕組みを構築する。最終的には、ウェブダッシュボードとコマンドラインインターフェース(CLI)の両方からJenkinsのジョブを実行し、その動作を確認できる状態を目指す。

この作業を始める前に、Rocky Linux 9のインスタンス(仮想サーバーや物理サーバー)に、一般ユーザーとしてログインし、管理者権限(sudo)を使える状態にしておく必要がある。また、インターネット上でJenkinsにアクセスするために、取得したドメイン名(例: example.com)をRocky Linux 9インスタンスのIPアドレスに関連付けておく。これは、DNSプロバイダーの設定で行う。

Jenkinsを動作させるには、Java Development Kit(JDK)というソフトウェアが必要になる。まず、システムにインストールされているパッケージ情報を最新の状態にする。次に、dnfというコマンドを使ってOpenJDK 21というJavaのバージョンをインストールする。もし複数のJavaバージョンがシステムに存在する場合、alternativesコマンドを使うことで、Jenkinsが利用するJavaのバージョンをOpenJDK 21に切り替えることができる。インストール後には、java -versionコマンドで正しくJavaがインストールされ、選択されているかを確認できる。

次に、Jenkins本体をインストールする。Jenkinsの公式リポジトリをシステムのパッケージ管理システム(DNF)に追加するために、wgetコマンドを使って設定ファイルをダウンロードする。これにより、dnfコマンドがJenkinsのパッケージを見つけられるようになる。その後、Jenkinsのパッケージが正規のものであることを確認するためのGPGキーをインポートし、dnf installコマンドでJenkinsをインストールする。インストールが完了したら、systemctlコマンドを使ってJenkinsサービスを開始し、システム起動時に自動的に起動するように設定する。systemctl status jenkinsコマンドでサービスの現在の状態を確認でき、起動が成功していればJenkinsが動作していることを示す情報が表示される。このステータス情報には、初期の管理者パスワードがどこに保存されているかを示すメッセージも含まれている。

Jenkinsが動作を開始すると、ウェブブラウザからアクセスできるようになる。しかし、その前に、システムのファイアウォールがJenkinsのデフォルトポートである8080番を開放しているかを確認し、必要であれば許可する設定を行う。ファイアウォール設定を更新した後は、変更を反映させるためにファイアウォールをリロードする。次に、先ほど確認した初期管理者パスワードを、指定されたファイルからcatコマンドを使って取得する。このパスワードを使って、ウェブブラウザからhttp://あなたのドメイン名:8080にアクセスし、Jenkinsの初期設定を進める。初期設定では、Jenkinsが推奨するプラグインをインストールし、最初の管理者ユーザーを作成し、JenkinsのアクセスURLを確認して設定を完了する。これらのステップを終えると、Jenkinsのメインダッシュボードが表示され、作業を開始できる状態になる。

インターネット上で安全にJenkinsを利用するためには、HTTPSによる通信暗号化が不可欠だ。ここでは、Nginxという高性能なウェブサーバーをリバースプロキシとして利用し、Let's Encryptという無料のSSL証明書サービスを使ってHTTPS化を実現する。まず、dnfコマンドでNginxをインストールし、次にLet's EncryptのクライアントツールであるCertbotとNginx用のプラグインをインストールする。ファイアウォールでHTTP(80番ポート)とHTTPS(443番ポート)のトラフィックを許可し、Certbotを使ってSSL証明書を取得する。この際、メールアドレスの入力や利用規約への同意が求められる。証明書が取得できたら、Nginxサービスを有効化し起動する。また、SELinuxというセキュリティ機能がJenkinsとNginx間の通信を妨げないよう、必要な設定変更を行う。次に、Nginxの設定ファイルを作成または編集し、Jenkinsへのリバースプロキシ設定を記述する。この設定により、外部からのHTTPSリクエストがNginxで受け付けられ、Nginxが内部的にJenkins(8080番ポート)へ安全に転送するようになる。設定ファイルの文法チェックを行い、Nginxを再起動すれば、https://あなたのドメイン名でJenkinsにアクセスできるようになる。最後に、Jenkins自体の設定で、アクセスURLをHTTPSに変更し、Jenkinsサービスを再起動して設定を完全に適用する。

Jenkinsは多くのファイルを同時に処理することがあるため、システムのデフォルト設定ではパフォーマンスが制限される場合がある。特に、Jenkinsが同時に開けるファイルの最大数(オープンファイル数)は、負荷の高いワークロードで重要になる。limits.confというシステム設定ファイルに、Jenkinsユーザーが利用できるオープンファイルの最大数を増やす設定を追記する。例えば、jenkins soft nofile 65536jenkins hard nofile 65536といった行を追加することで、Jenkinsがより多くのファイルを扱えるようになる。この変更を適用するには、Jenkinsサービスを再起動する必要がある。再起動後、cat /proc/$(pgrep -u jenkins java)/limitsコマンドを使って、Jenkinsプロセスに新しい制限が正しく適用されているかを確認できる。

Jenkinsのデータ(設定、ジョブ、ユーザー情報など)は非常に重要なので、定期的なバックアップは必須だ。まず、バックアップデータを保存するための新しいディレクトリをユーザーのホームディレクトリに作成する。次に、cp -rコマンドを使って、Jenkinsの全データが保存されている/var/lib/jenkinsディレクトリの内容を、作成したバックアップディレクトリにコピーする。この手動バックアップを自動化するために、cronというスケジューラーサービスを利用する。crontab -eコマンドを使ってユーザーのcronジョブ編集画面を開き、指定した時間(例: 毎日深夜0時)にJenkinsデータをバックアップディレクトリにコピーするコマンドを追記する。保存後、crontab -lコマンドで設定したジョブが正しく登録されたかを確認できる。最後に、systemctl status crondコマンドでcronサービスが正常に動作していることを確認する。これにより、Jenkinsデータは毎日自動的にバックアップされるようになる。

ここまででJenkinsのインストールと設定が完了したため、実際にジョブを実行して動作を確認する。ウェブブラウザでJenkinsダッシュボードにサインインし、「新規アイテム」をクリックする。ここで「TestJob」などの名前を付けて「フリースタイルプロジェクト」を選択し、新しいジョブを作成する。ジョブの設定画面で「ビルド手順の追加」から「シェルの実行」を選び、簡単なコマンド(例: echo "Hello, Jenkins!")を入力して保存する。その後、「今すぐビルド」をクリックしてジョブを実行する。ビルドが完了したら、ビルド履歴から該当するビルド(例: #1)を選択し、「コンソール出力」を確認する。もし入力したメッセージ(Hello, Jenkins!)が表示されていれば、Jenkinsが正常に動作していることが確認できる。

Jenkinsはウェブインターフェースだけでなく、コマンドラインインターフェース(CLI)からも操作できる。まず、Jenkinsダッシュボードでユーザー設定画面に移動し、「APIトークン」セクションで新しいトークンを生成し、これを安全に保存する。このAPIトークンは、CLIから認証を行う際に必要となる。次に、wgetコマンドを使ってJenkinsのCLIツール(jenkins-cli.jar)をダウンロードし、使いやすい場所に移動させる。ダウンロードしたjarファイルを使って、java -jar jenkins-cli.jarコマンドでJenkinsのバージョンを確認してみる。この際、-sオプションでJenkinsのURL、-authオプションでユーザー名とAPIトークンを指定して認証を行う。バージョンが正しく表示されれば接続は成功だ。さらに、先ほど作成した「TestJob」をCLIからトリガーしたり、そのコンソール出力を確認したりすることも可能だ。これにより、ウェブUIだけでなく、プログラムなどからもJenkinsを操作できることが確認できる。

Jenkinsの基本的なセットアップと動作確認ができたので、さらに活用するための次のステップを考えることができる。例えば、Gitなどのバージョン管理システムと連携させ、コードが変更されたときに自動的にビルドが開始されるように設定したり、複数のサーバーでビルド処理を分散させるためにビルドエージェントを追加したりできる。また、DockerやKubernetesといったコンテナ技術や、各クラウドプロバイダーのツールと連携させて、構築したソフトウェアを自動的にデプロイするパイプラインを構築することも可能だ。Jenkinsには豊富なプラグインエコシステムがあるため、テスト自動化、通知、成果物管理など、目的に応じてさまざまな機能を追加・拡張していくことができるだろう。

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