【ITニュース解説】Lovable custom domain stuck on Verifying? It is almost always one of five DNS or auth settings
2026年10月24日に「Dev.to」が公開したITニュース「Lovable custom domain stuck on Verifying? It is almost always one of five DNS or auth settings」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
Lovableでカスタムドメインが「検証中」で止まる、または動かない場合、原因はDNS設定ミスにある。AレコードやTXTレコードの誤り、Cloudflareのプロキシ設定が主な要因だ。ログインできないなら認証設定も確認する。Lovableのステータスで原因を特定し、正しく設定し直そう。
ITニュース解説
Lovableのようなウェブサービスで自分のウェブサイトにカスタムドメインを設定する際、接続がうまくいかずに「Verifying(検証中)」という表示から進まない、ウェブブラウザでセキュリティ警告が表示される、古いウェブサイトが表示されてしまう、またはウェブサイトは表示されるがログイン機能が使えないといった問題に直面することがある。これらの問題のほとんどは、ドメインネームシステム(DNS)の設定、あるいは認証に関する設定のいずれかに原因がある。この解説では、それらの典型的な原因と解決策をシステムエンジニアを目指す初心者にも理解できるように詳しく説明する。
まず、問題解決の第一歩として、Lovableのプロジェクト設定画面に移動し、「Domains」セクションで、設定しようとしているドメインの隣に表示されているステータスを確認することが重要だ。Lovableはこのステータス表示を通じて、問題がどこにあるかを示唆してくれる。
Lovableでカスタムドメインを手動で設定する場合、通常二つのDNSレコードの設定が求められる。一つは「Aレコード」で、もう一つは「TXTレコード」だ。Aレコードは、ドメイン名(例えば「example.com」)がインターネット上のどのサーバーのIPアドレス(このニュース記事では「185.158.133.1」という具体的な例が挙げられている)を指しているかを定義する、ウェブサイトの住所のようなものだ。これが正しく設定されていないと、Lovableはウェブサイトの場所を特定できない。
もう一つのTXTレコードは、「_lovable」という特定のホスト名で設定され、「lovable_verify=...」という形式の検証値を持つ。これは、ドメインの所有者がそのドメインをLovableに接続する正当な権限を持っていることを証明するために利用される。このレコードがない、または内容が間違っていると、Lovableはドメインの正当性を確認できない。
これらの主要なレコードに加え、既存のDNS設定がLovableの動作を妨げることがある。例えば、Aレコード(IPv4アドレス)と競合する可能性のある「AAAAレコード」(IPv6アドレス)が同じホストに設定されていないか、以前のウェブサイトホスティングサービスで使用していた古いAレコードや「CNAMEレコード」が残っていないかを確認する必要がある。また、ウェブサイトの安全性を保証するSSL/TLS証明書の発行を制限する「CAAレコード」が設定されている場合、Lovableが利用する認証局(証明書を発行する機関)が許可されていないと、証明書が発行できず、セキュリティ警告の原因となることがあるため、これも確認対象となる。
最もよくある問題は、ドメインが「Verifying」や「Unable to verify(検証できません)」の状態で止まってしまうケースだ。これは、Lovableが設定を求めたAレコードやTXTレコードをまだ見つけることができていないことを意味する。
この原因として最も頻繁に挙げられるのが、Aレコードの「プロキシ設定」だ。Cloudflareのようなコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)サービスを利用している場合、Aレコードにプロキシ機能が有効になっていることがある。Cloudflareでは、これが「オレンジ色の雲」のアイコンで表示される。プロキシが有効な状態だと、ドメインはCloudflareのサーバーを経由するため、Lovableは本来のサーバーのIPアドレスを直接確認できず、検証プロセスが進まない。Lovableの公式ドキュメントによると、検証が進行中の間はAレコードのプロキシを有効にしたり、CDNを指したりしないように指示されている。この問題を解決するには、プロキシ設定を無効にし、「DNS Only」(Cloudflareでは「灰色の雲」のアイコン)モードに切り替える必要がある。
二つ目の一般的な原因は、TXTレコードの設定ミスだ。ホスト名が正確に「_lovable」であり、lovable_verify=から始まる検証値全体が、一文字も欠けることなく完全に設定されていることを再確認する必要がある。わずかな入力ミスや値の欠落、あるいは誤ったホスト名での設定では、Lovableはドメインの所有権を検証できない。
また、カスタムドメイン機能はLovableの有料プランでのみ利用可能であり、ドメインがウェブサイトとして機能するためには、Lovable上のプロジェクト自体が事前に公開されている必要があることも忘れてはならない。これらの前提条件が満たされていない場合も、ドメインは正しく機能しない。
ドメインが正常に接続され、ウェブサイトが表示されるようになった後でも、「新しいドメインでログインができない」という問題が発生することがある。これは、Lovableにカスタムドメインを追加するだけでは、ユーザー認証サービスであるSupabase Authの設定が自動的に更新されないためだ。Supabase Authは、どのURLからのログインリクエストを正当なものとして受け入れるかを「リダイレクトURLリスト」で管理している。新しいカスタムドメインのURLがこのリストに追加されていないと、ユーザーがログインしようとした際に、Supabase Authがその新しいドメインからのアクセスを許可せず、以前の古いドメインへリダイレクトを繰り返すなどの「ログインループ」が発生してしまう。この問題を解決するには、Supabase Authの設定画面で、新しいカスタムドメインのURLを手動でリダイレクトURLリストに追加する必要がある。
これらの問題は、ほとんどの場合、ここで説明したDNSや認証設定のいずれかに起因する。Lovableは、具体的な問題解決のための詳細なガイドを提供しているため、上記の手順を試しても解決しない場合は、公式ドキュメントを参照したり、専門のサポートツールを利用したりすることが有効な解決策となるだろう。