【PHP8.x】resetメソッドの使い方

resetメソッドの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。

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基本的な使い方

resetメソッドは、プリペアドステートメントの結果セットをリセットするために使用するメソッドです。SQLite3Stmtクラスに属し、SELECT文などの結果を伴うステートメントにおいて、結果セットを最初に戻す役割を果たします。これにより、同じクエリの結果を再度取得したり、複数回処理したりすることが可能になります。

具体的には、reset()メソッドを呼び出すことで、内部的なデータポインタが最初の行に戻ります。この操作は、すでに結果セットの一部をfetchした後に、再度同じ結果セットを処理したい場合に有効です。例えば、結果セットの行数をカウントした後で、再度各行のデータを処理するようなケースで利用できます。

resetメソッドは引数を取りません。メソッドの呼び出しに成功した場合、ステートメントは最初の結果行を指すようにリセットされます。エラーが発生した場合(例えば、ステートメントが無効な場合)、reset()falseを返します。リセット後、fetch()メソッドなどを利用して、結果セットから再度データを取得できます。

resetメソッドは、データベースへの接続やステートメントの準備に影響を与えるものではありません。あくまで、ステートメントが生成した結果セットの内部ポインタを操作するものです。プリペアドステートメントを効率的に再利用し、データベースアクセスを最適化するために重要な役割を果たします。

構文(syntax)

1SQLite3Stmt::reset(): bool

引数(parameters)

引数なし

引数はありません

戻り値(return)

true

SQLite3Stmt::reset() メソッドは、プリペアドステートメントの実行状態をリセットします。成功した場合は true を返します。

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