Webエンジニア向けプログラミング解説動画をYouTubeで配信中!
▶ チャンネル登録はこちら

【ITニュース解説】🌐 Essential API & HTTP Interview Questions

2025年10月03日に「Dev.to」が公開したITニュース「🌐 Essential API & HTTP Interview Questions」について初心者にもわかりやすく解説しています。

作成日: 更新日:

ITニュース概要

Webアプリの通信基盤であるAPIとHTTPの基本を解説。APIの役割、GET/POSTなどのHTTPメソッド、RESTとSOAPの違い、HTTPステータスコードは、システムエンジニアに必須の知識だ。

ITニュース解説

現代のウェブの世界では、インターネット上のさまざまなサービスやアプリケーションが互いに連携し、データをやり取りすることで成り立っている。この連携を可能にする基盤となるのが、API(Application Programming Interface)とHTTP(Hypertext Transfer Protocol)という技術である。システムエンジニアを目指す上で、これらの基本的な概念を理解することは非常に重要だ。

まずAPIとは何かについて解説する。APIとは、ソフトウェアアプリケーションが互いに通信するための約束事やインターフェースの集合体のことだ。例えば、スマートフォンの天気アプリが天気予報会社の情報を受け取ったり、オンラインショッピングサイトが決済サービスと連携したりする場合、それぞれのソフトウェアが直接複雑な内部処理を共有するのではなく、APIという窓口を通じて必要な情報だけをやり取りする。これにより、異なるシステム同士の連携(統合)、特定のタスクの自動化、そして既存機能の再利用が容易になるというメリットがある。

次に、APIの多くで利用されるHTTPプロトコルについて説明する。HTTPは、ウェブブラウザとウェブサーバーの間で情報をやり取りするためのルールを定めたもので、その中でも特に重要なのが「HTTPメソッド」と呼ばれる操作の種類である。 主なHTTPメソッドには、GET、POST、PUT、PATCH、DELETE、HEAD、OPTIONSがある。GETはサーバーからデータを取得するために使う。例えば、ウェブページを表示する時や、商品の情報を閲覧する時などに利用される。POSTは新しいデータをサーバーに送信し、新しいリソースを作成するために使う。例えば、ウェブサイトでフォームを送信してユーザー登録をする場合などに使われる。PUTは既存のリソース全体を更新または置き換えるために使い、PATCHはリソースの一部を部分的に更新するために使う。DELETEはリソースを削除するために使う。HEADはGETと同じくデータを要求するが、応答ヘッダーのみを取得し、ボディ部分は取得しない。OPTIONSは、特定のURLで利用可能なHTTPメソッドの種類を問い合わせるために使う。

これらのメソッドの中でも、特にGETとPOST、そしてPUTとPATCHの違いはよく問われる。GETとPOSTを比較すると、GETは「べき等性」を持つ点が特徴である。べき等性とは、同じリクエストを何度行ってもサーバー側のリソースの状態が変化しない、または同じ結果になる性質のことだ。GETリクエストで送信するデータはURLのクエリパラメータとして含まれるため、内容が公開されやすく、機密情報の送信には適さない。また、URLの長さに制限がある場合もある。一方、POSTはべき等性を持たない。同じPOSTリクエストを複数回送ると、そのたびに新しいリソースが作成される可能性がある。POSTリクエストのデータはリクエストボディに含めて送信するため、URLに比べて安全で、大量のデータや機密情報の送信に適している。 PUTとPATCHを比較すると、PUTはリソース全体を置き換えるのに対し、PATCHはリソースの特定の部分だけを更新するという違いがある。例えば、ユーザーの住所を変更する場合、PUTはユーザー情報全体を新しい情報で上書きするが、PATCHは住所フィールドだけを更新する。リソース作成に関しては、通常はPOSTを用いるが、クライアントがリソースのURIを事前に知っている場合はPUTを使うこともできる。しかし、GETでリソースを作成することは、GETがデータの取得に限定されるべきという原則に反するため、避けるべき悪い習慣である。

APIのアーキテクチャスタイルには、SOAP(Simple Object Access Protocol)とREST(Representational State Transfer)という主要な二つが存在する。SOAPはXMLベースの厳格なルールを持つプロトコルで、セキュリティと信頼性の高いメッセージングを重視する。主に銀行や通信などの企業システムで利用されることが多い。対してRESTは、HTTPプロトコルの機能を最大限に活用し、CRUD(Create, Read, Update, Delete)操作を行うための設計原則(アーキテクチャスタイル)である。軽量でスケーラブルなため、現代のウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションで広く採用されている。SOAPと比較すると、RESTは柔軟性が高く、XMLだけでなくJSONのような軽量なデータ形式もサポートするため、より高速で開発しやすいという特徴がある。

サーバーからの応答の状態を示す「HTTPステータスコード」も重要な要素だ。これは、リクエストが成功したのか、それともエラーが発生したのかを数字で伝える役割を持つ。大まかに分類すると、1xxは情報提供、2xxは成功(例:200 OK、201 Created)、3xxはリダイレクト(例:301 Moved Permanently)、4xxはクライアントエラー(例:400 Bad Request、404 Not Found)、5xxはサーバーエラー(例:500 Internal Server Error)を示す。これらのコードを理解することで、問題の原因を素早く特定し、対処することができる。

HTTPリクエストとレスポンスの具体的な構成要素も理解しておこう。クライアントからサーバーへの「リクエスト」は、HTTPメソッド、リソースの場所を示すURI(Uniform Resource Identifier)、付加情報を含むヘッダー、そして送信するデータ本体であるボディ(オプション)から構成される。サーバーからクライアントへの「レスポンス」は、ステータスライン(HTTPバージョン、ステータスコード、理由フレーズ)、ヘッダー、そして応答データ本体であるボディ(オプション)から構成される。このボディ部分に含まれる実際のデータが「ペイロード」と呼ばれるものである。GETやDELETEリクエストでペイロードを送信することは技術的に不可能ではないものの、HTTPの設計思想に反するため推奨されない。POSTリクエストにおけるペイロードの最大サイズはHTTP仕様で明確に定められていないが、実際には使用するサーバーソフトウェア(ApacheやNginxなど)の設定によって上限が決まる。

RESTの原則に従って構築されたウェブサービスは「RESTful Webサービス」と呼ばれる。その主な特徴として、クライアントとサーバーが分離しており、それぞれ独立して開発・更新できる「クライアント・サーバーアーキテクチャ」が挙げられる。また、「ステートレス」であることも重要だ。これは、各リクエストがそれ自体で完結し、サーバーが過去のリクエストやセッションの状態を記憶しないことを意味する。これにより、サーバーは特定のクライアントに依存せず、多数のリクエストを効率的に処理できるようになり、システムの拡張性(スケーラビリティ)が向上する。その他、リソースへのアクセス方法を統一する「統一インターフェース」、一度取得したデータを再利用できる「キャッシュ可能性」、複数の層を介して処理を行う「階層型システム」といった特徴がある。 しかし、RESTful Webサービスにもデメリットがある。厳密な標準がないため、実装によってバラつきが出やすい点や、SOAPと比較してセキュリティ機能が組み込まれていない点が挙げられる。また、複雑な操作を行う場合、一度にすべての情報を取得するのではなく、複数のリクエストに分割して処理する必要があるため、オーバーヘッドが発生することもある。

REST APIで利用されるマークアップ言語としては、JSON(JavaScript Object Notation)とXML(Extensible Markup Language)が最も一般的だ。JSONは軽量で人間が読みやすく、データ解析も高速であるため、現代のウェブAPIでは特に広く使われている。一方、XMLはより記述が冗長になるが、複雑なデータ構造を表現でき、SOAPなどでも利用される。 「リソース」とは、RESTにおいて操作の対象となるあらゆる情報のことであり、例えば「ユーザー」「商品」「注文」などがこれにあたる。これらのリソースは、URI(Uniform Resource Identifier)という一意なアドレスによって識別される。例えば、「https://api.example.com/products/1」というURIは、IDが1番の商品リソースを指す。

ウェブAPIのセキュリティ機能としてCORS(Cross-Origin Resource Sharing)も重要だ。これは、ウェブブラウザが、現在アクセスしているウェブページとは異なるドメインにあるリソースへのアクセスを制御するための仕組みである。セキュリティ上の理由から、通常は異なるドメインからのリクエストはブロックされるが、CORSの設定により安全なクロスオリジンリクエストを許可できるようになる。

最後に、API開発の現場で広く使われているツールとしてPostmanを紹介する。PostmanはAPIクライアントツールであり、APIリクエストを簡単に作成、送信し、その応答を確認できる。これにより、開発者はAPIの動作をテストしたり、デバッグしたり、ドキュメントを作成したりすることが効率的に行える。チーム内でのAPI仕様の共有や共同作業にも非常に有効なツールだ。

このように、APIとHTTPは現代のウェブサービスの根幹をなす技術であり、それらの概念、HTTPメソッド、SOAPとRESTの違い、ステータスコード、リクエスト・レスポンスの構造、そして関連ツールを理解することは、システムエンジニアとして成功するための必須スキルであると言える。これらの基礎知識をしっかりと習得することで、実際の開発現場で直面する様々な課題に対応できるようになるだろう。

関連コンテンツ

関連IT用語