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【ITニュース解説】I Built 3 Apps That Didn't Take Off. Here's What I'm Doing Differently With My 4th.

2026年10月16日に「Dev.to」が公開したITニュース「I Built 3 Apps That Didn't Take Off. Here's What I'm Doing Differently With My 4th.」について初心者にもわかりやすく解説しています。

作成日: 更新日:

ITニュース概要

3つのアプリ開発で失敗した筆者は、開発ばかりでユーザー獲得を怠ったのが原因だと気づいた。AIで開発は早まったが、ユーザーに知られなければ意味がない。4つ目のアプリでは、開発に加え、情報発信やマーケティング、フィードバック収集に注力し、ユーザーが「なぜ使うべきか」を伝える重要性を学んでいる。

ITニュース解説

システムエンジニアを目指す皆さんへ、ソフトウェア開発の現場から届いた一つの興味深い話を紹介しよう。これは、個人でアプリ開発に取り組む一人のソフトウェアエンジニアが、これまでの経験から得た教訓と、これから試みようとしている新しいアプローチについて語ったものである。

このエンジニアは長年、他の企業や顧客のためにソフトウェアを開発してきた。しかし、ある時、自分自身のために何かを作ってみたいという思いが芽生え、個人プロジェクトとしてアプリ開発を始めた。これまでに3つのアプリを開発したが、残念ながら、いずれも期待したほど多くの人に使われることはなかったという。

最初のアプリ「Steppet」は、歩数計の機能にバーチャルペットの育成ゲームを組み合わせたiOSアプリだった。歩けば歩くほどペットが成長・進化するという、フィットネスをゲーム感覚で楽しめるようにするアイデアだった。二つ目の「EasyReceipt Scanner」は、レシートをスキャンして整理し、支出を追跡できる家計管理アプリ。そして三つ目の「ForecastedFit」は、天気予報に基づいてその日に合った服装を提案してくれるシンプルなアプリだった。これら三つのアプリはそれぞれ異なるアイデアに基づいていたが、共通して一つの大きな課題を抱えていた。それは、開発にほとんどの時間を費やし、実際に人々にアプリを使ってもらうための活動にほとんど時間を割かなかったことだ。

彼は、良いアイデアが浮かぶと、すぐに開発に取り掛かり、機能を追加し、ユーザーインターフェースを改善し、バグを修正し、最終的にアプリをリリースする。その後、どれくらいの人が使ってくれているかを確認するが、期待するような数字には全く届かなかったという。これは、多くの開発者が陥りがちな「作っただけで満足してしまう」という罠を示している。

さらに近年、「Vibe Coding」と呼ばれる新しい開発スタイルが彼の状況を加速させた。これは、AI(人工知能)を活用したコーディングツールの登場により、アイデアが浮かんだ瞬間に、AIに指示を出すだけで、短時間で動くプロトタイプ(試作品)ができてしまう現象を指す。以前なら数週間かかっていたような開発作業が、数日、あるいは数時間で完了するようになったのだ。もちろん、AIが予期せぬ問題を引き起こすこともあるが、全体としてソフトウェア開発の速度は劇的に向上した。この開発の容易さが、新たな問題を生んだ。以前なら、何か月もかけて開発するリスクを考え、アイデアの実現に二の足を踏むこともあったが、今では「週末で作り上げられるだろう」と気軽に新しいプロジェクトを始めてしまうようになった。結果として、たくさんのアプリが作られるものの、実際に使われるものはほとんどないという状態に陥ってしまったのだ。

AIは、コードの生成、ランディングページ(製品紹介ページ)の作成補助、ユーザーインターフェースの改善提案、機能の実装、バグ修正のサポートなど、開発プロセスの多くを支援してくれる。しかし、AIには解決できない根本的な問題がある。それは、「作った製品に人々が関心を持つように仕向ける」ことだ。彼は以前、「十分良いものを作れば、いずれ人々は見つけてくれるだろう」と考えていた。リリースして、どこかで少し宣伝すれば、あとは運任せという姿勢だった。そして、すぐにコーディングに戻る。なぜなら、それが彼にとって最も楽しい部分だったからだ。しかし今になって振り返ると、開発を続けることは、マーケティング活動から逃れるための言い訳だったと認識している。常に「あと一つ機能を足そう」「別のバグを直そう」「ユーザーインターフェースをもう少し良くしよう」といった開発タスクが無限に存在する。AIの登場は、これらのタスクをさらに高速にこなせるようにしただけであり、アプリの存在を誰も知らないという根本的な問題解決には全く貢献しなかった。

こうした経験を経て、彼は4つ目のアプリ開発に着手した。それが「ZaneShot」というmacOS向けのスクリーンショット・画面録画アプリだ。彼は日々の仕事でスクリーンショットを頻繁に利用しており、バグの説明、ユーザーインターフェースのフィードバック、操作方法の共有など、さまざまな場面で効率的なツールを求めていた。既存のツールも素晴らしいものはあるが、彼自身の理想とする機能とワークフローを持つツールを自作したくなったのだ。今回もAIを活用した「Vibe Coding」で開発を進めた。もちろん、長年の開発経験があるため、AIが自信満々に提示する全く意味不明なコードを適切にレビューし、テストし、技術的な意思決定を行うことは怠らない。

しかし、今回のプロジェクトでは、過去の失敗を繰り返さないための具体的な変化を起こしている。まず第一に、ただ開発するだけでなく、積極的に製品について語ることを意識している。ThreadsなどのSNSで開発中の進捗を共有したり、フィードバックを求めたり、マーケティングについて学んだりし始めたのだ。また、SEO(検索エンジン最適化)についても研究し、人々がどのようにして自分のようなアプリを見つけるのかを理解しようと努めている。これらの活動は、コードを書くことほど刺激的ではないと感じることも多いが、不可欠なステップだと理解している。

彼は、新しいアイデアが浮かぶとすぐにエディタを開いてコードを書き始めてしまうという長年の習慣と闘っている。マーケティングの作業中に、ふと「こんな機能があったらクールだろうな」と思いつき、気づけばAIコーディングツールと対話していることもある。しかし、以前よりも意図的に、何を作るかを考えるようになった。単に便利そうだからという理由で機能をすぐに実装するのではなく、「これは人々が本当に求めているものなのだろうか?」と自問するようになったのだ。また、アプリが完璧になるまで待つのではなく、開発のプロセス自体を積極的に共有するようにもしている。完璧を目指してリリースを遅らせていれば、その前にまた新しいアプリを作り始めてしまうだろうと悟ったからだ。

彼が今回の経験で強く認識したのは、AIがソフトウェア開発を信じられないほど簡単に、そして高速にしたということだ。これは、アイデアはたくさんあるが時間がない開発者にとって朗報である。しかし、それは同時に、より多くの人々が製品を開発し、リリースできるようになることを意味する。誰もが素早くアプリを出せる時代において、単に「動く製品がある」というだけでは、もはや競争上の優位性にはならない。重要なのは、その製品が「誰のためのものなのか」「なぜ彼らがその製品に関心を持つべきなのか」「どうすればその製品を見つけてもらえるのか」を理解することなのだ。

彼は長年、ソフトウェアの作り方を学ぶことに時間を費やしてきた。しかし今、それと同じくらい、作ったものを人々に使ってもらう方法を学ぶ必要があると痛感している。これは彼にとって最も得意な部分ではないかもしれないが、避けては通れない道だ。4つ目のアプリ「ZaneShot」が成功するかどうかはまだ分からない。彼自身もまだ模索中であり、「成功するSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)の秘訣を解明した」と語る段階ではないことを謙虚に認めている。ただ、これまでとは違うアプローチを試しているだけだ。静かに開発し続けるのではなく、もっと共有し、フィードバックを得て、適切なユーザーにリーチする方法を学ぶ。これが彼の現在の目標だ。

彼の次の記事のタイトルが「4つのアプリが成功しなかった。5つ目のアプリでは何を変えるのか」とならないことを願う。そして、他の開発者たちにも問いかけている。「AIを使ったVibe Codingで個人プロダクトを作っている開発者にとって、今も開発が最も難しい部分なのか、それともユーザーを獲得することが本当の課題になっているのか?」と。彼は、アプリをリリースすること自体は、もはや簡単な部分になったのではないかと感じ始めている。

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