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【ITニュース解説】Automating My Pinterest Content Pipeline with n8n + AI (Free Setup)

2025年10月04日に「Dev.to」が公開したITニュース「Automating My Pinterest Content Pipeline with n8n + AI (Free Setup)」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

n8nとAIを活用し、Pinterestのコンテンツ作成を自動化するワークフローを紹介。TikTokの人気動画を検索・ダウンロードし、AIでPinterest用のタイトルと説明文を生成する。Google Driveで管理し、手動レビューで品質を保ちながら、ほぼ無料で運用し、大幅な時間削減を実現した。

ITニュース解説

あるIT開発者が、日々の業務で多くの時間をPinterestのコンテンツ探しに費やしていた。この手作業の負荷を軽減し、より効率的にコンテンツを生成するために、n8nという自動化ツールとAIを組み合わせたワークフローを構築した事例がある。このシステムは、手間のかかる作業を大幅に削減し、しかもほとんど無料で運用できる点が特徴である。

開発者が構築したワークフローの主な目的は、人気のあるTikTok動画をPinterest向けの魅力的なコンテンツ(ピン)に変換することである。具体的には、ユーザーが「ヘルシーレシピ」のようなキーワードと希望する動画の数(例えば10本)を入力すると、この自動化システムが動き出す。

まず、システムはApifyというウェブスクレイピングサービスを利用してTikTokの動画を検索する。Apifyは、ウェブサイトから必要な情報を自動的に抽出するためのプログラムである。次に、検索で得られたTikTok動画の中から、特定の基準を満たすものだけを厳選する。その基準とは、再生回数が100万回以上、シェア数が1000回以上、動画の長さが20秒から60秒の範囲内であることである。これらの条件を満たす動画は、多くの人々に興味を持たれ、共有されている、いわゆる「バイラル動画」である可能性が高い。このフィルタリングにより、質の高いコンテンツだけが次のステップに進む。

選ばれた動画の中から、最もエンゲージメントの高い上位3本が選ばれ、ダウンロードされる。この際、TikTokのウォーターマーク(ロゴ)が付かない形でダウンロードする点が技術的な挑戦であった。ウォーターマークなしで動画を取得することは、通常のダウンロード方法では難しく、特定の技術的な工夫が必要となる。ダウンロードされた動画は、次にGoogleドライブに自動的にアップロードされる。Googleドライブは、ファイルをオンラインで保存・共有できるクラウドストレージサービスである。

動画がアップロードされると、システムは無料のLLM(大規模言語モデル)を利用して、Pinterestに投稿するための魅力的なタイトルと説明文を自動生成する。LLMとは、人間が使う自然言語を理解し、文章を生成できるAIのことである。ここではOpenRouterというサービスを介してDeepSeekというLLMが利用されており、これにより人間の手で文章を考える手間が省かれる。最後に、これらの処理の履歴と、生成されたコンテンツの情報がGoogleシートに記録される。この際、コンテンツの状態は「レビュー待ち(Pending)」と設定され、最終的に人間が内容を確認してからPinterestに投稿される仕組みになっている。これにより、自動生成されたコンテンツであっても品質が保たれ、Pinterestのガイドラインに反する低品質なコンテンツが投稿されるのを防ぐことができる。

この自動化ワークフローの最大の利点は、手作業でコンテンツを探したり、タイトルや説明文を作成したりする時間を大幅に削減できることである。開発者は、このシステムによって何時間もの作業時間を節約できると述べている。さらに、運用コストがほぼゼロである点も大きなメリットである。n8nはセルフホスト(自分でサーバーを用意して運用)することで無料で利用でき、ApifyやOpenRouter、Googleドライブ、Googleシートもそれぞれ提供されている無料枠の範囲内で利用可能であるため、費用をかけずに高度な自動化を実現している。最終的なレビュープロセスを設けることで、AIが生成したコンテンツの品質を保証し、Pinterest上での表示品質を維持していることも重要である。

開発過程においては、いくつかの技術的な課題に直面した。一つは、AIが生成するテキストが必ずしも整形されたJSON形式(コンピューターが扱いやすいデータ形式)で出力されないことである。これに対しては、正規表現というテキストパターンを扱う技術を駆使して、不要なマークダウン記法などを取り除き、クリーンなJSONデータに変換する工夫が必要であった。また、TikTokの動画配信ネットワーク(CDN)から動画をダウンロードする際には、「Refererヘッダー」という情報が要求されることが判明した。このヘッダー情報がないと、サーバーがアクセスを拒否し、403エラー(アクセス拒否)が発生してしまうため、適切なRefererヘッダーを付与してリクエストを送る必要があった。さらに、一度取得した動画を再度取得してしまうことを防ぐための重複排除処理も重要な課題であった。同じ動画が何度もシステムに取り込まれることを避けるために、過去に処理した動画の情報を記録し、それと照合する仕組みが組み込まれている。

この事例は、n8nのようなツールが、API(アプリケーションプログラミングインターフェース、異なるソフトウェア同士が情報をやり取りするための仕組み)と論理的な処理を組み合わせることで、コンテンツ制作のような複雑なパイプライン全体を自動化する強力な手段となることを示している。軽量で柔軟性があり、ほとんど費用をかけずに運用できるこのワークフローは、自動化技術の可能性を再認識させるものである。システム開発の初期段階にある者にとっても、具体的な自動化の仕組みや、それに伴う課題と解決策を学ぶ良い機会となるだろう。

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