【PHP8.x】date_timestamp_set関数の使い方

作成日: 更新日:

date_timestamp_set関数は、既存のDateTimeオブジェクトの内部的な日付と時刻を、指定されたUnixタイムスタンプに設定する関数です。PHPのDateTimeオブジェクトは、日付や時刻をオブジェクトとして扱い、様々な操作を行うための便利な機能を提供しています。この関数を利用することで、特定のUnixタイムスタンプ(1970年1月1日00:00:00 UTCからの経過秒数として表現される整数値)を直接DateTimeオブジェクトに適用し、そのオブジェクトが現在保持している日付と時刻を更新できます。

例えば、データベースから数値形式で取得したタイムスタンプを、人間が読める日付時刻形式に変換して表示したり、その日付時刻に基づいて計算を行ったりする際に非常に有効です。この関数は、最初の引数として更新したいDateTimeオブジェクトを、2番目の引数として設定したいUnixタイムスタンプ(整数値)を受け取ります。処理が成功した場合、更新されたDateTimeオブジェクト自身を返します。これにより、続けてDateTimeオブジェクトの他のメソッドを呼び出すようなメソッドチェーンも可能です。もし引数が無効であるなど、処理が失敗した場合にはブール値のfalseを返しますので、関数の戻り値を確認し、適切にエラーを処理することがプログラムの安定性を保つ上で重要です。

基本的な使い方

構文(syntax)

<?php

$dateTime = date_create();
date_timestamp_set($dateTime, 1678886400); // 例: 2023年3月15日 00:00:00 UTC

?>

引数(parameters)

DateTime $object, int $timestamp

  • object: DateTime: タイムスタンプを設定する DateTime オブジェクト
  • timestamp: int: 設定する Unix タイムスタンプ

戻り値(return)

DateTime

この関数は、指定されたDateTimeオブジェクトのタイムスタンプを設定した新しいDateTimeオブジェクトを返します。

【PHP8.x】date_timestamp_set関数の使い方 | いっしー@Webエンジニア