【PHP8.x】__unserializeメソッドの使い方
__unserializeメソッドの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。
基本的な使い方
__unserializeメソッドは、PHPのDatePeriodオブジェクトが文字列から元のオブジェクトの状態に復元(デシリアライズ)される際に、カスタムの処理を実行するメソッドです。
このメソッドは、unserialize()関数が呼ばれ、DatePeriodオブジェクトのインスタンスを再構築する必要がある場合に、PHPエンジンによって自動的に呼び出されます。引数として$dataという配列を受け取ります。この$data配列には、オブジェクトがシリアライズ(文字列化)される際に、__serialize()メソッドが返したデータが格納されています。
DatePeriodオブジェクトにとって、この__unserializeメソッドは、開始日時、終了日時、インターバル(期間)、そしてオプションのリカーレンス(繰り返し回数)といった、オブジェクトの内部状態を正確に復元するために不可欠な役割を果たします。これにより、一度シリアライズされたDatePeriodオブジェクトを、後で全く同じ状態のオブジェクトとして再利用できるようになります。
PHP 8では、オブジェクトのカスタムシリアライズ処理には__serialize()と__unserialize()のペアを使用することが推奨されています。DatePeriodにおける__unserializeメソッドは、デシリアライズ時のオブジェクトの状態復元を制御し、データの整合性を保つ上で重要な役割を担っています。
構文(syntax)
1public function __unserialize(array $data): void
引数(parameters)
array $data
- array $data: オブジェクトを再構築するために使用されるシリアライズされたデータ配列
戻り値(return)
void
__unserializeメソッドは、オブジェクトのシリアライズされた状態を復元するために使用されます。このメソッドは値を返しません。