【PHP8.x】ARCTIC定数の使い方

ARCTIC定数の使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。

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基本的な使い方

ARCTIC定数は、北極地域に関連するタイムゾーンのグループを識別するために使用される定数です。この定数は、PHPの日付と時刻を扱うための標準クラスであるDateTimeZoneクラスに属しています。PHPでは世界中の様々なタイムゾーンを扱うことができますが、この定数を用いることで、それらのタイムゾーンを地域ごとにフィルタリングすることが可能になります。主な使用例として、DateTimeZone::listIdentifiers()メソッドの引数にこの定数を指定する方法があります。DateTimeZone::listIdentifiers(DateTimeZone::ARCTIC)のように実行すると、Arctic/Longyearbyenといった北極地域に属するすべてのタイムゾーン識別子の一覧を配列として取得できます。この機能は、アプリケーションで利用可能なタイムゾーンの中から、ユーザーに特定の地域のリストを提示する際などに役立ちます。この定数自体は、協定世界時(UTC)からの特定のオフセットを持つタイムゾーンそのものを表すものではなく、あくまでタイムゾーンの集合を絞り込むための識別子として機能します。同様に、AFRICAASIAEUROPEなど他の大陸や地域を表す定数も提供されています。

構文(syntax)

1<?php
2echo DateTimeZone::ARCTIC;
3?>

引数(parameters)

戻り値(return)

int

DateTimeZone::ARCTICは、北極圏のタイムゾーンを表す整数値を返します。