【PHP8.x】listAbbreviationsメソッドの使い方

listAbbreviationsメソッドの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。

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基本的な使い方

listAbbreviationsメソッドは、利用可能なタイムゾーンの省略形(略語)に関する情報を取得するメソッドです。このメソッドは、PST(太平洋標準時)やJST(日本標準時)といった、世界各地で使われるタイムゾーンの略語と、それらに対応する詳細な情報を一覧で提供します。具体的には、各略語がUTC(協定世界時)からどれだけ時間がずれているかを示すオフセット、夏時間(DST: Daylight Saving Time)が適用されるかどうか、そしてその略語がどの正式なタイムゾーン識別子(例: America/Los_Angeles)に紐づくかといった情報が含まれます。

このメソッドが返すデータは連想配列の形式をしており、各略語をキーとして、その略語に紐づく一つまたは複数の具体的なタイムゾーン設定のリストが含まれています。これにより、例えば同じCSTという略語が中央標準時(Central Standard Time)と中国標準時(China Standard Time)の両方を指す場合や、夏時間の有無によって同じ略語が異なるオフセットを持つ場合でも、それぞれの可能性を正確に把握することができます。

主に、ユーザーからの入力や外部システムから取得したデータにタイムゾーンの略語が含まれている場合に、その略語が実際にどのタイムゾーンやオフセットを指すのかをプログラムで正確に判断し、DateTimeZoneオブジェクトなどの適切なタイムゾーン情報へ変換するための参照情報として利用されます。このメソッドはDateTimeZoneクラスの静的メソッドとして、インスタンスを作成することなくDateTimeZone::listAbbreviations()のように直接呼び出すことができます。

構文(syntax)

1<?php
2$abbreviations = DateTimeZone::listAbbreviations();
3?>

引数(parameters)

引数なし

引数はありません

戻り値(return)

array

このメソッドは、タイムゾーンの略称の配列を返します。