【PHP8.x】__constructメソッドの使い方

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1<?php
2
3/**
4 * DateTimeImmutable::__construct() のサンプルコード
5 */
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7// タイムゾーンを指定せずに現在日時で DateTimeImmutable オブジェクトを作成
8$datetime1 = new DateTimeImmutable();
9echo "現在日時 (タイムゾーン指定なし): " . $datetime1->format('Y-m-d H:i:s') . "\n";
10
11// 文字列で日時を指定して DateTimeImmutable オブジェクトを作成
12$datetime2 = new DateTimeImmutable('2024-01-01 10:00:00');
13echo "指定日時: " . $datetime2->format('Y-m-d H:i:s') . "\n";
14
15// タイムゾーンを指定して DateTimeImmutable オブジェクトを作成
16$timezone = new DateTimeZone('Asia/Tokyo');
17$datetime3 = new DateTimeImmutable('now', $timezone);
18echo "現在日時 (タイムゾーン指定あり): " . $datetime3->format('Y-m-d H:i:s T') . "\n";
19
20// DateTimeZone が null の場合
21$datetime4 = new DateTimeImmutable('2024-07-01', null);
22echo "DateTimeZone が null の場合: " . $datetime4->format('Y-m-d H:i:s') . "\n";
23
24?>

PHP 8 における DateTimeImmutable クラスのコンストラクタ __construct() の使用例です。DateTimeImmutable は、日付と時刻を表す不変（immutable）なオブジェクトを生成するためのクラスです。一度作成されたオブジェクトは変更できません。

コンストラクタは、DateTimeImmutable オブジェクトを初期化するために使用されます。第一引数 $datetime は、初期化する日時を指定する文字列です。省略した場合はデフォルトで現在日時が設定されます。第二引数 $timezone は、タイムゾーンを指定する DateTimeZone オブジェクトです。省略するか null を指定すると、PHP の設定で指定されたデフォルトのタイムゾーンが使用されます。

サンプルコードでは、いくつかの異なる方法で DateTimeImmutable オブジェクトを生成しています。

1. タイムゾーンを指定せずに現在日時でオブジェクトを作成する例 ($datetime1)
2. 文字列で特定の日時を指定してオブジェクトを作成する例 ($datetime2)
3. タイムゾーンを指定して現在日時でオブジェクトを作成する例 ($datetime3)
4. DateTimeZone に null を指定した場合の挙動を示す例 ($datetime4)

それぞれのオブジェクトを作成後、format() メソッドを使用して、指定された形式で日時を表示しています。format() メソッドは、日付と時刻を指定された形式の文字列に変換します。タイムゾーンを指定した場合、T フォーマット指定子を使用することでタイムゾーン情報も表示できます。

DateTimeImmutable オブジェクトは不変であるため、日付や時刻を変更する操作は、新しい DateTimeImmutable オブジェクトを返すことになります。これは、元のオブジェクトが変更されることを防ぎ、予期せぬバグの発生を抑制するのに役立ちます。

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1<?php
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3/**
4 * DateTimeImmutable クラスのコンストラクタと property promotion の例
5 */
6class Event
7{
8    public function __construct(
9        public string $name,
10        public DateTimeImmutable $startTime = new DateTimeImmutable('now'),
11        public ?DateTimeZone $timezone = null
12    ) {
13        // timezone が null の場合、デフォルトのタイムゾーンを設定
14        if ($this->timezone === null) {
15            $this->timezone = new DateTimeZone(date_default_timezone_get());
16        }
17        $this->startTime = $this->startTime->setTimezone($this->timezone);
18    }
19
20    public function getName(): string
21    {
22        return $this->name;
23    }
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25    public function getStartTime(): DateTimeImmutable
26    {
27        return $this->startTime;
28    }
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30    public function getTimezone(): ?DateTimeZone
31    {
32        return $this->timezone;
33    }
34}
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36// Event クラスのインスタンスを作成
37$event = new Event('会議', new DateTimeImmutable('2024-04-01 10:00:00'), new DateTimeZone('Asia/Tokyo'));
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39// イベント名、開始時間、タイムゾーンを表示
40echo 'イベント名: ' . $event->getName() . PHP_EOL;
41echo '開始時間: ' . $event->getStartTime()->format('Y-m-d H:i:s T') . PHP_EOL;
42echo 'タイムゾーン: ' . $event->getTimezone()->getName() . PHP_EOL;
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44// タイムゾーンを指定しない場合
45$event2 = new Event('懇親会');
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47echo 'イベント名: ' . $event2->getName() . PHP_EOL;
48echo '開始時間: ' . $event2->getStartTime()->format('Y-m-d H:i:s T') . PHP_EOL;
49echo 'タイムゾーン: ' . $event2->getTimezone()->getName() . PHP_EOL;

PHP 8のDateTimeImmutableクラスのコンストラクタ __construct と property promotion の使用例です。DateTimeImmutableは、日付と時刻を表す不変（immutable）なオブジェクトを生成するクラスです。__construct は、DateTimeImmutableオブジェクトを初期化するために使用されます。

引数として、$datetime（日付と時刻を表す文字列。デフォルトは 'now' で現在時刻）、$timezone（DateTimeZoneオブジェクト。タイムゾーンを指定。null許容）を受け取ります。これらの引数は、property promotion により、クラスのプロパティとして直接定義されます。

サンプルコードでは、Eventクラスを作成し、コンストラクタでイベント名、開始時間、タイムゾーンを設定しています。タイムゾーンがnullの場合、デフォルトのタイムゾーンが設定されます。setTimezoneメソッドを使って、開始時間を指定されたタイムゾーンに変換しています。

Eventクラスのインスタンスを作成する際に、タイムゾーンを指定した場合と指定しない場合の両方の例を示しています。タイムゾーンを指定しない場合は、システムのデフォルトタイムゾーンが適用されます。getName, getStartTime, getTimezone メソッドで、それぞれのプロパティの値を取得し、表示しています。formatメソッドは、DateTimeImmutableオブジェクトを指定された形式で文字列に変換します。このサンプルは、DateTimeImmutableクラスの基本的な使い方と、property promotion を利用したコンストラクタの記述方法を理解するのに役立ちます。