【PHP8.x】RFC1123定数の使い方
RFC1123定数の使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。
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基本的な使い方
RFC1123定数は、HTTPヘッダーなどで広く用いられる標準的な日付時刻フォーマットを表す定数です。この定数は、DateTimeImmutableクラスに所属しており、日付や時刻を特定の文字列形式に変換する際に利用されます。具体的には、DateTimeImmutableオブジェクト(またはDateTimeオブジェクト)のformat()メソッドにこのRFC1123定数を引数として渡すことで、指定された日付時刻を「Day, DD Mon YYYY HH:MM:SS GMT」のような形式の文字列として取得できます。例えば、「Mon, 01 Jan 2024 12:30:00 GMT」といった形になります。
このフォーマットは、ウェブサーバーとクライアントの間で日付時刻情報をやり取りするHTTPプロトコルにおいて、特にDateヘッダーやExpiresヘッダーなどで共通のルールとして定められています。そのため、ウェブアプリケーションを開発する際に、キャッシュの有効期限を設定したり、イベントのタイムスタンプを正確に伝達したりする場面で、この定数を利用することで、国際的かつ互換性のある日付時刻表現を容易に実現できます。PHP 8環境では、この定数を用いることで、開発者は煩雑な日付フォーマット指定の記述を避けて、堅牢なアプリケーションを構築することが可能です。
構文(syntax)
1<?php 2$date = new DateTimeImmutable(); 3echo $date->format(DateTimeImmutable::RFC1123); 4?>
引数(parameters)
戻り値(return)
string
DateTimeImmutable::RFC1123定数は、RFC 1123で定義された日付と時刻のフォーマットを表す文字列を返します。これは、HTTPヘッダーなどで一般的に使用される形式です。