【ITニュース解説】How to buy a GPU in 2025
ITニュース概要
2025年のGPU選びは、ゲームの種類、VRAM容量、サイズ、消費電力を考慮。NVIDIA、AMD、Intelの3社が主要メーカー。レイトレーシング重視ならNVIDIA、コスパならAMD/Intelが選択肢。GPUは性能に応じて1080p、1440p、4K向けがあり、予算とモニター解像度に合わせて選ぶ。中古GPUも選択肢だが、最新モデルの方が性能向上が大きい。
ITニュース解説
2025年にGPU(グラフィックボード)を購入する際の注意点とおすすめを紹介する。GPUはPCゲームにおいて最も重要な部品であり、選択を誤るとゲーム体験が大きく損なわれる可能性がある。 まず、どのようなゲームをプレイしたいかを明確にすることが重要だ。ValorantやOverwatchのような競技性の高いシューターは、比較的古いハードウェアでも快適に動作するように設計されているため、エントリーレベルのGPUでも十分1080pで120fps以上を実現できる。一方、最新のシングルプレイヤーゲームをレイトレーシングなどの高度なグラフィック機能付きで楽しみたい場合は、より高性能なGPUが必要になる。 モニターの解像度も重要な要素だ。1440pモニターは1080pモニターよりもピクセル数が78%多く、4Kディスプレイは1440pの2倍以上のピクセル数を持つ。4Kで高フレームレートを維持するにはGPUに大きな負荷がかかるため、NVIDIAのDLSSやAMDのFSRのようなアップスケーリング技術の利用が不可欠となる。4Kモニターと安価なGPUを組み合わせても十分な性能は得られないため、GPUとモニターの両方を検討する際は、希望する解像度とフレームレートを考慮する必要がある。予算が許すなら、ほとんどのゲームを1440pで144fps以上で快適に動作させられるミドルレンジのGPUを選ぶのがおすすめだ。 GPUの主要メーカーはAMD、Intel、NVIDIAの3社だ。これらの企業がGPUを設計し、ASUS、XFX、Gigabyteなどのパートナー企業が製造を担当する。メーカーが推奨価格を設定しても、パートナー企業がそれ以上の価格で販売することが多く、希望のGPUを手頃な価格で見つけるのが難しい場合がある。 2025年以前はNVIDIAが市場をリードしていたが、RTX 50シリーズでは、一部のハイエンドモデルを除き、AMDやIntelの方がコストパフォーマンスに優れている。特にエントリーレベルやミドルレンジのGPUでは、十分なVRAMを搭載したAMDやIntelの製品がおすすめだ。 レイトレーシングは、光の挙動をリアルに再現する技術であり、ゲームのグラフィックを大幅に向上させる。以前はオプション機能であったため、AMDのGPUでも十分だったが、最近ではレイトレーシングがゲームのレンダリングパイプラインに不可欠な要素となっているため、NVIDIAのGPUを選ぶメリットがある。 モニターのリフレッシュレートも重要だ。リフレッシュレートが高いほど、画面の更新頻度が高くなり、より滑らかな映像が表示される。120Hzのモニターを使用する場合は、ほとんどのゲームを120fpsでレンダリングできるGPUが必要となる。 DLSS、FSR、XeSSなどのアップスケーリング技術は、低い解像度の画像を高い解像度にアップスケールすることで、パフォーマンスを向上させる。NVIDIAのDLSSは機械学習を利用して画像を再構築し、高品質なアップスケーリングを実現する。また、NVIDIA Reflexは入力遅延を低減する技術であり、競技性の高いゲームで有利に働く。 GPUを選択する際には、VRAMの容量も重要だ。現代のゲームは多くのVRAMを消費するため、VRAM容量が少ないとパフォーマンスが低下する可能性がある。予算が許す限り、VRAM容量の多いモデルを選ぶのがおすすめだ。 GPUのサイズと消費電力も確認する必要がある。最新のGPUは大型化しており、PCケースに収まらない場合がある。GPUの推奨電源容量も確認し、必要に応じて電源ユニットをアップグレードする必要がある。 中古GPUの購入は、RTX 40シリーズのような比較的新しいモデルであれば検討する価値がある。ただし、現在の市場では中古GPUの価格も高騰しているため、慎重に検討する必要がある。 GPUの購入時期は難しい判断となる。Intel B580やRadeon 9070 XTのような優れたGPUも存在するが、メーカー希望小売価格に近い価格で見つけるのが難しい。もし比較的最近のGPUを使用している場合は、状況が落ち着くまで待つのが賢明かもしれない。もしGPUの性能に不満がある場合は、高額なGPUを今すぐ購入するか、価格がさらに上昇する可能性を考慮して待つか、難しい判断を迫られる。 エントリーレベルのGPUは、ValorantやOverwatchのような基本的な競技シューターを1080pでプレイするのに適している。ミドルレンジのGPUは、1440pで高いフレームレートを実現するのに適している。ハイエンドのGPUは、4Kでレイトレーシングなどの高度なグラフィック機能を最大限に楽しむのに適している。超ハイエンドGPUとしては、NVIDIAのRTX 5090がある。非常に高価だが、最高の性能を求めるゲーマーにおすすめだ。