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【ITニュース解説】The 2025 Guide to Postman's Most Powerful Alternatives! Top 30 Free API Tools

2025年09月11日に「Dev.to」が公開したITニュース「The 2025 Guide to Postman's Most Powerful Alternatives! Top 30 Free API Tools」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

Postmanの有料化・無料プラン制限強化を受け、多くの開発者が代替APIツールを探している。本記事はAPI設計・テスト・ドキュメント作成に役立つ、Apidogなど30以上の無料・オープンソースツールを紹介。利用制限なく高機能な選択肢が増え、プロジェクトに合ったツールを選べる状況だ。

ITニュース解説

APIは、異なるアプリケーション同士が連携して情報をやり取りするための「窓口」や「約束事」だ。システムエンジニアにとって、このAPIを正しく設計し、開発し、テストすることは日々の業務の核となる。Postmanは、これまで約10年にわたり、このAPI開発を強力に支援する定番ツールとして広く利用されてきた。APIの設計、テスト、ドキュメント作成といったあらゆる工程でその堅牢な機能が重宝されてきたのだ。

しかし、2021年にPostmanの料金体系が大きく変更され、その優位性に変化が生じた。以前は無制限だったユーザーライセンスが廃止され、ユーザー数に応じた月額課金制に移行したため、多くの開発者や企業がより費用対効果の高い、あるいは完全に無料のオープンソースな代替ツールを積極的に探し始めている。

開発者がPostmanの代替ツールを求める主な理由は、その無料プランの利用制限にある。特にプロジェクトが大規模になったり、開発チームが拡大したりすると、これらの制限が作業の妨げとなることが増える。例えば、無料で作成できるAPIの数はたった3つで、多数のAPIを管理する大規模なプロジェクトやマイクロサービス開発には不向きだ。また、APIテストの実行に不可欠なコレクションランナーは月に25回までしか利用できず、頻繁なテストが必要な場合はすぐに上限に達してしまう。API呼び出しやモックサーバーの呼び出しもそれぞれ月に1,000回に制限されており、基本的な開発やテストを超えると、すぐにこれらの上限にぶつかる。さらに、自動化フローは5つまで、チームでの共同作業も3ユーザーまでに制限されているため、チームの拡大や開発プロセスの効率化を目指す上で大きな障害となる。これらの制限は、開発ワークフローを停滞させ、チームの生産性を低下させる可能性があるため、より自由度の高い運用、強化されたコラボレーション機能、そして少ない制限を提供するツールへの移行が進んでいるのだ。

幸いなことに、APIツールを取り巻く状況は劇的に進化しており、現在では機能が豊富で、しかも無料またはオープンソースで利用できる選択肢が数多く存在する。これらの代替ツールは、Postmanが提供してきた機能に加え、それぞれの特色を活かした独自の強みを持っている。

特に注目すべき代替ツールの一つに「Apidog」がある。これはAPIの設計からドキュメント作成、デバッグ、自動テスト、モックサーバー機能、さらにはチームでの共同作業まで、API開発に必要なすべての機能を一つのプラットフォームに統合している点が最大の強みだ。視覚的なダッシュボードでAPIを直感的に設計でき、設計と同時にドキュメントが自動生成されるため、チーム間の情報共有がスムーズになる。リアルタイムでのデバッグ機能や堅牢なAPIテスト、バックエンドが未完成でもフロントエンド開発を並行して進められる強力なモック機能も備えている。また、Gitのようなバージョン管理を取り入れたAPIバージョニングやスプリントブランチ、共有可能なオンラインドキュメントなど、チームでの開発効率を高めるためのコラボレーション機能も充実している。企業向けのアクセス制御機能や、AIツールと連携してAPIドキュメントをリアルタイムで活用できるApidog MCPサーバーといった先進的な機能も特徴だ。Apidogは無料プランでも多くの機能を利用でき、有料プランも競争力のある価格設定で、あらゆる規模のチームにとって費用対効果の高いソリューションとなっている。その豊富な機能、オールインワンの特性、自動生成されるドキュメントからの直接テスト、迅速なクライアントコード生成、そして無制限のコレクションランナーといった利点が評価されている。

次に、「NativeRest」はmacOS、Windows、Linux向けに最適化されたネイティブアプリケーションとして、高速かつ軽量なREST APIクライアントだ。ElectronやNode.jsのようなメモリを多く消費するフレームワークを使用せず、ネイティブコードで構築されているため、起動が速く、CPUやメモリの使用量が少ないのが特徴だ。アカウント登録やインターネット接続なしで利用できるため、オフライン環境での作業にも適している。包括的なHTTPリクエストの作成・送信、JSONやXMLといった多様なボディデータ形式のサポート、さまざまなプログラミング言語向けのコード生成機能を備えている。環境変数やリクエストテンプレート、ワークスペース管理といった開発者の生産性を高める機能も充実しているが、無料プランがない点や、Postmanほど大規模なコミュニティサポートがない点が考慮事項となる。

「Swagger UI」は、APIのドキュメンテーションに特化したオープンソースツールとして、Postmanの代替となり得る。OpenAPI仕様で記述されたAPIをインタラクティブなUIで視覚化し、APIの動作を容易に探索・テストできるのが特徴だ。Swaggerエコシステムには、API設計を支援するSwagger Editor、クライアントライブラリやサーバースタブを自動生成するSwagger Codegen、チームでのAPIガバナンスとコラボレーションを可能にするSwaggerHubといったツール群も含まれる。Swagger UI自体は無料かつオープンソースで、インタラクティブなドキュメンテーションを通じてAPIを直接テストできる利点がある。しかし、主な用途がドキュメンテーションであるため、専用のAPIテストツールと比較すると、テスト機能が限定的であることや、カスタマイズオプションが少ない点が課題となる場合もある。

「Insomnia REST Client」も、Postmanの有力なオープンソース代替ツールの一つだ。RESTとGraphQLの両方をサポートし、洗練された直感的なユーザーインターフェースでAPIリクエストとレスポンスの整理を容易にする。コード生成、OAuth認証、自動Cookie管理など、開発に必要な幅広い機能を備えている。環境変数の利用、APIテストとデバッグ機能、多様な認証オプション、ワークスペース共有などのコラボレーション機能、そしてプラグインや拡張機能によるカスタマイズ性も魅力だ。Windows、Mac、Linuxといったクロスプラットフォームに対応し、ユーザーフレンドリーなインターフェースを持つが、非常に大規模で複雑なAPIではパフォーマンスの問題が発生する可能性や、高度な機能には有料サブスクリプションが必要な場合がある。

「Paw (Rapid API)」は、macOSユーザーに特化した強力なAPIテスト・開発クライアントだ。コード生成、自動検証、動的な値の利用といった機能を備え、特に複数のプログラミング言語でのクライアントコード生成能力が際立つ。GraphQLとRESTの両方をサポートし、環境変数による動的な値と複数の環境管理、APIの進化に合わせて自動更新されるインタラクティブなAPIドキュメント生成、カスタム可能なワークフローといった高度な機能を持つ。チームメンバーとのAPIプロジェクト共有機能も備わっている。Paw (Rapid API)は個人およびプロフェッショナル用途では無料で提供されているが、macOS専用であるため他のOSユーザーは利用できないこと、SwaggerやRAMLのサポートが限定的である点が考慮すべき点だ。

これらの主要なツール以外にも、APIテストの世界には様々な選択肢がある。例えば、Googleの総合的なAPI管理プラットフォーム「Apigee」、複雑なシナリオや負荷テストにも対応するSOAP/REST APIテストツール「SoapUI」、クラウドベースでAPIテストとモニタリングを行う「Runscope」、低コードUIが特徴の統合プラットフォーム「Boomi」、VS Codeに統合された軽量APIクライアント「Thunder Client」、Chrome拡張機能として手軽にAPIテストができる「Talend API Tester」、自動テストに特化した「Testfully」、シンプルなオープンソースAPIクライアント「Bruno」、高速で効率的なコマンドラインAPIクライアント「Yaak」、分かりやすい構文が特徴のコマンドラインHTTPクライアント「HTTPie」、REST、SOAP、WebSocketに対応する総合テストスイート「ReadyAPI」、インストール不要で手軽に使えるオープンソースのAPIクライアント「Hoppscotch」、シンプルなAPIクライアント「Postcode」、共同作業に特化した「Firecamp」、テスト自動化とレポーティングに優れた「TestMace」、リアルブラウザを用いたパフォーマンステストツール「LoadNinja」、Ruby開発者向けのAPIテストフレームワーク「Airborne」、強化版curlとして使えるコマンドラインツール「curlx」、直感的なインターフェースの「RecipeUI」、コマンドラインベースのシンプルクライアント「httpYac」、負荷テストに特化したオープンソースツール「JMeter」、AIを活用したコード不要のAPIテストプラットフォーム「TestSigma」、CI/CD連携に強いAPIテストツール「Assertible」、そしてエンタープライズ向けの総合テスト自動化ツール「Tricentis Tosca」など、多種多様なツールが開発者のニーズに応えている。

このように、APIテストと開発のツール群は非常に多様であり、それぞれが異なる強みを持っている。Postmanの代替ツールを探す際は、自身のプロジェクトの規模、チームの構成、必要な機能(例:デザイン、テスト、デバッグ、モック、ドキュメンテーション、コラボレーション、パフォーマンス計測など)、予算、そして利用するオペレーティングシステムといった要素を考慮し、最も適したツールを選択することが重要だ。無料やオープンソースの選択肢も豊富に揃っているため、それぞれのツールを実際に試してみて、自身の開発ワークフローに最適なものを見つけることをお勧めする。Apidogのように、多様な機能を統合し、Postmanの強力な代替となるツールも存在するため、まずは試してみる価値があるだろう。

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