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【ITニュース解説】Are you still calling yourself DevOps? That role won’t exist in 2026.

2025年09月24日に「Dev.to」が公開したITニュース「Are you still calling yourself DevOps? That role won’t exist in 2026.」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

AIとクラウド自動化の進展で、「DevOpsエンジニア」という職種は2026年には消える。DevOpsは開発と運用の連携という考え方であり、役割ではなかったからだ。今後はSRE、プラットフォーム、クラウド、セキュリティなど専門職に分化する。これら新分野での経験を積むことが求められる。

ITニュース解説

システム開発の世界では、数年前から「DevOps(デブオプス)」という言葉が広く使われてきた。開発(Development)と運用(Operations)を組み合わせた造語で、開発チームと運用チームが協力し、ソフトウェアをより早く、より安定して提供するための文化や考え方を指す。しかし近年、「DevOpsエンジニア」という職種が2026年にはほとんど存在しなくなるかもしれないという指摘がなされている。これはDevOpsという考え方が失敗したのではなく、むしろ成功しすぎた結果、その役割が変化していることを示唆している。

DevOpsは、特定の技術やツールを指すものではなく、開発と運用の間の壁を取り払い、協力し合うことで、自動化を推進し、ソフトウェアのリリースサイクルを短縮し、品質を向上させるための「哲学」や「文化」として始まった。2009年に最初のDevOpsDaysカンファレンスが開催されて以来、この考え方は瞬く間に広がり、多くの企業が「DevOps変革」を掲げた。しかし、その過程で、この「文化」はいつしか「DevOpsエンジニア」という「職種」として定義されてしまった。

この「DevOpsエンジニア」という職種には、矛盾が内包されていた。本来、文化はチーム全体で共有し、実践するものだが、それを特定の個人に担当させる形になったためだ。結果として、DevOpsエンジニアの求人には、Kubernetesの専門家、Jenkinsの管理者、あるいは30種類以上のツールを使いこなせる人材など、多岐にわたるスキルが求められるようになった。これは特定の専門性を持たない「何でも屋」を意味し、多くの場合、複雑な設定ファイルの管理や、壊れたパイプラインの修正、夜間のシステム監視といった、いわゆる「つなぎ合わせる作業」に追われることになった。開発と運用を協力させるのではなく、その間に新たな「中間層」を作ってしまった形になり、担当者は多大な負担を抱えることも少なくなかった。

このようなDevOpsエンジニアの役割を大きく変え、最終的にはその職種を不要にしているのが、AI(人工知能)とクラウドの自動化技術の進化である。かつてDevOpsエンジニアが手作業で時間をかけて行っていたインフラのコード化(Terraformなど)、継続的インテグレーション・デリバリー(CI/CD)パイプラインの構築、Kubernetesの設定ファイル管理、監視アラートのデバッグといった作業は、今やAIやクラウドの自動化サービスによって劇的に効率化されている。例えば、GitHub ActionsやAWS Protonのようなツールはパイプラインの骨組みを自動生成し、AIコパイロットは複雑な設定ファイルを少ないエラーで記述できるようになっている。監視ログの分析やインシデント(障害)対応、システムのロールバック戦略の提案などもAIが高速に実行できるようになり、人間の手作業による「つなぎ合わせる」役割が大きく減少した。

これにより、「DevOpsエンジニア」が担っていた責任は、より専門的な四つの役割に分散されることになる。

一つ目は「SRE(Site Reliability Engineering)」、サイト信頼性エンジニアである。Googleが提唱したこの役割は、システムの信頼性を最優先し、サービスレベル指標(SLI)、サービスレベル目標(SLO)、サービスレベル合意(SLA)を達成するために、システムの安定稼働、障害対応、根本原因の分析などを専門的に行う。

二つ目は「Platform Engineer(プラットフォームエンジニア)」である。この役割は、開発者が効率的にアプリケーションを開発・デプロイできるよう、標準化された再利用可能な共通基盤(プラットフォーム)を構築・提供することに特化する。例えば、内部開発者ポータルや、標準のInfrastructure as Code(IaC)スタックなどを整備する。

三つ目は「Cloud Engineer(クラウドエンジニア)」である。AWS、GCP、Azureといった複数のクラウドサービスを組み合わせる企業が増える中、クラウドエンジニアは、クラウド環境の設計、構築、運用、コスト最適化、セキュリティ設定などを専門とする。

四つ目は「Security Engineer(セキュリティエンジニア)」である。AIがコードを生成し、クラウドサービスが複雑化する現代において、セキュリティの脅威は増大している。セキュリティエンジニアは、脅威モデリング、コンプライアンス遵守、ゼロトラストアーキテクチャの導入、機密情報の管理など、開発プロセス全体にわたるセキュリティ確保を専門的に行う。

システムエンジニアを目指す初心者がこの変化の中でキャリアを築くためには、特定の専門分野に特化することが重要となる。これまでのDevOpsエンジニアのスキルは新しい専門分野への移行に役立つ土台となる。 具体的な行動としては、まず小さなインフラプロジェクトを自分で構築し、その成果をGitHubなどで公開することが推奨される。例えば、Kubernetesクラスターを立ち上げたり、CI/CDパイプラインを自動化したり、サーバーレスアプリケーションをデプロイしたりするなどの実践的な経験を積むことが大切だ。 また、上記で挙げたSRE、プラットフォーム、クラウド、セキュリティといった各専門分野の基礎を学ぶことも不可欠である。さらに、AIを活用したワークフローを取り入れ、AIコパイロットを使ってインフラのコードを生成したり、設定をデバッグしたりする方法を学ぶことも重要だ。学んだことや解決した課題についてブログ記事として公開することも、実績として高い評価を得るための有効な手段となる。単に資格を取得するだけでなく、実際に手を動かして「作れること」を証明することが、これからのキャリアにおいて最も重要となるだろう。

この変化は、DevOpsという考え方自体が失敗したのではなく、むしろその目標が達成された結果と解釈できる。開発と運用の協力、自動化、責任の共有といったDevOpsの理念は、今やソフトウェア開発の現場に深く根付いている。もはやそれは特定の職種が担うものではなく、SRE、プラットフォームエンジニア、クラウドエンジニア、セキュリティエンジニアといった専門家たちが、それぞれの役割の中で実践するものとなった。

結論として、2026年までに「DevOpsエンジニア」という職種が姿を消しても、DevOpsの文化や精神は生き残り、より専門化された形で進化していく。システムエンジニアを目指すならば、この時代の変化を理解し、自身の興味と適性に合わせてSRE、プラットフォーム、クラウド、セキュリティといった専門分野のいずれかを選び、具体的なプロジェクトを通して実践的なスキルを磨くことが、これからのキャリアを成功させる鍵となるだろう。これは、単なる職種の変化ではなく、ソフトウェア開発の未来に向けた大きな進化なのである。

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