【ITニュース解説】How to Design an Ice Cube Tray Using 3D CAD Software
2025年10月02日に「Dev.to」が公開したITニュース「How to Design an Ice Cube Tray Using 3D CAD Software」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
3D CADソフトウェア「SelfCAD」を使い、オリジナルデザインの氷製氷皿を制作する手順を解説。初心者でも身近なアイテムを楽しくカスタマイズする方法を、平面作成から厚み付け、押し出しまで具体的に紹介し、3Dモデリングの基礎を学べる。
ITニュース解説
3D CADソフトウェアは、コンピューター上で立体的なオブジェクトを設計・作成するための強力なツールである。物理的な試作を繰り返すことなく、デザインのアイデアをデジタル空間で形にできるため、製品開発から建築、ゲーム制作に至るまで、多様な分野で活用されている。特に、SelfCADのような初心者向けのツールを使えば、普段使いのシンプルなアイテムも、自分だけの個性的なデザインに生まれ変わらせることが可能だ。例えば、アイスキューブトレイのような日常品も、既存の型にとらわれず、独自のスタイルや楽しい形状を持つものとしてデザインできる。
アイスキューブトレイをデザインするプロセスは、まず3D CADエディターを起動するところから始まる。このデジタル作業空間で、デザインの基盤となる要素を作成していく。最初に、ツールバーの「3D Shapes」カテゴリから「Plane(平面)」を選択し、広大な3D空間の中にデザインの基盤となる薄い板を配置する。この平面は、デザインの土台となる部分であり、その後の加工によって様々な形状に変化していく。ここでは、平面の幅の分割数を10、高さの分割数を5に設定する。これは、平面を構成するメッシュ(網目)の細かさを指定するもので、後の編集作業の自由度を高めるために重要となる。また、平面のY軸方向の位置を30に、X軸方向の回転角度を90度に設定する。これにより、平面が適切な位置に配置され、作業しやすい向きに回転する。設定が完了したら、チェックマークを付けて平面を確定させる。
次に、作成した平面に「Chamfer(面取り)」という加工を施す。ツールバーの「Modify」カテゴリからChamferを選択し、強度を1に設定する。この操作は、オブジェクトの角やエッジを滑らかに丸める、あるいはわずかに傾斜させることで、デザインに柔らかな印象や加工感を与える効果がある。角が取れることで、より自然で洗練された見た目になる。設定を確定すると、平面のエッジが指定された強度で面取りされる。
作業の視覚化を最適化するため、レンダリングモードを「Solid+Wireframe」に切り替える。このモードでは、オブジェクトの表面(ソリッド)だけでなく、その形状を構成するワイヤーフレーム(線)も同時に表示される。これにより、オブジェクトの全体像と内部構造の両方を詳細に確認しながら作業を進めることができる。その後、「Face Selection(面選択)」機能を有効にし、編集したい特定の面を選択する。3Dモデリングでは、オブジェクト全体ではなく、一部の面や辺、頂点といった要素を選択して加工することが頻繁に行われるため、正確な選択が求められる。
選択した面に対して「Inset(インセット)」という操作を行う。ツールバーの「Modify」カテゴリからInsetを選択し、インセット量を2に設定する。インセットは、選択した面の内側に、元の面と平行な新しい面を作成する機能である。これにより、選択した面の周囲に枠のような形状が生まれる。例えば、アイスキューブトレイのくぼみの縁を作る際に役立つ。設定を確定した後、今度はこの新しく作成された面を「Move(移動)」させる。ツールバーのMoveを選択し、Y軸方向の移動量を10に設定する。この操作によって、インセットで作成した面がY軸方向に押し込まれ、くぼみや段差のような奥行きが表現される。移動が完了したら、変換パネルを閉じ、選択していた面を解除する。
次に、作成した薄い形状に「Add Thickness(厚みを追加)」という操作を適用し、立体的な実体を与える。ツールバーの「Modify」カテゴリからAdd Thicknessを選択し、厚みを1に設定する。これまでの作業は、主に平面的な形状を扱っていたが、この厚みを追加するステップによって、オブジェクトに奥行きが生まれ、物理的な存在感を持つ立体へと変換される。設定を確定すると、オブジェクト全体に均一な厚みが加えられる。
再び特定の面を選択し、「Extrusion(押し出し)」という操作を行う。ツールバーの「Modify」カテゴリからExtrusionを選択する。押し出しは、選択した面をその法線方向(面に垂直な方向)に沿って延長し、新しい立体的な形状を作り出す機能である。この操作は、アイスキューブトレイの各キューブのくぼみを深くしたり、トレイの外側の壁を形成したりする際に不可欠なステップとなる。設定を確定することで、選択された面が押し出され、最終的なアイスキューブトレイの立体的な形状が完成する。最後に、レンダリングモードを「Solid」に切り替え、オブジェクトの完成した表面のみを表示させる。そして、選択していた面を解除することで、デザインプロセスは一つの区切りを迎える。
このようにSelfCADのような3D CADソフトウェアを活用することで、具体的な手順を追って日常品をデザインできる。デザインスキルをさらに向上させたい場合、SelfCADは豊富な学習リソースを提供している。インタラクティブなチュートリアルや、業界専門家による詳細なコースを提供するSelfCAD Academy、そして3Dモデリングの基礎から応用までを学べるYouTubeチャンネルなどがある。これらのリソースは、初心者から上級者まで、あらゆるレベルのデザイナーが自身のペースで学習を進め、3Dモデリングの技術を深く理解し、より複雑なデザインに挑戦するための貴重な情報源となる。