【PHP8.x】decbin関数の使い方
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decbin関数は、指定された10進数(整数)を2進数の文字列表現に変換して返す関数です。この関数は、主に数値の基数変換が必要な場面や、データのビット表現を理解したい場合などに利用されます。
引数として変換したい10進数の整数を一つ受け取ります。例えば、10進数の「10」をこの関数に渡すと、2進数の「1010」という文字列が返されます。戻り値は必ず文字列型であるため、数値として計算に利用する場合は、必要に応じて型変換を行う必要があります。
特にPHP 8以降では、負の数を引数として渡した場合の挙動が改善されました。以前のバージョンでは正しく負の数を2進数に変換できませんでしたが、PHP 8からは負の整数も2の補数表現で正しく2進数の文字列として表現されるようになりました。これにより、より広範な数値データの2進数変換に対応できるようになっています。
変換できる数値の範囲は、PHPが処理できる整数の範囲に依存します。システムエンジニアを目指す方にとって、数値がどのようにコンピュータ内部で表現されているかを理解する上で、このような基数変換関数は非常に役立つでしょう。この関数を使うことで、簡単に10進数と2進数の関係を視覚的に確認し、学習することができます。
基本的な使い方
構文(syntax)
<?php
echo decbin(12);
?>
引数(parameters)
int $num
- int $num: 2進数に変換したい整数
戻り値(return)
string
与えられた数値を2進数(binary)に変換した文字列を返します。