【PHP8.x】decoct関数の使い方
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decoct関数は、10進数(Decimal)の整数を8進数(Octal)表現の文字列に変換する関数です。この関数は、主に数値の基数を変換したい場合や、特定の設定値が8進数で扱われる必要がある場面で利用されます。
引数としては、変換したい10進数の整数を一つ受け取ります。例えば、10進数の「8」や「10」といった数値を指定できます。decoct関数は、この受け取った10進数を対応する8進数の文字列として返します。例えば、10進数の「8」を渡すと「"10"」という文字列が、10進数の「10」を渡すと「"12"」という文字列が返されます。
この関数は、ファイルやディレクトリのパーミッション設定(例: chmod
コマンドなどで使用される0755のような8進数表現の数値)など、8進数で値を表現する必要がある場合に特に役立ちます。戻り値は常に文字列型であるため、変換後の値を数値として扱いたい場合は、必要に応じて型変換を行う必要があります。通常は正の整数を扱いますが、負の整数を指定した場合の動作はシステム環境に依存する場合がありますのでご注意ください。decoct関数は、数値表現の変換をシンプルに行いたいPHPプログラマーにとって便利なツールです。
基本的な使い方
構文(syntax)
<?php
echo decoct(26);
?>
引数(parameters)
int $num
- int $num: 10進数に変換したい整数
戻り値(return)
string
10進数を指定された基数に変換した文字列を返します。