【PHP8.x】is_finite関数の使い方
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is_finite関数は、引数に指定された数値が有限数であるかどうかを判定する関数です。プログラミングにおける有限数とは、無限大 (infinity) や非数 (NaN: Not a Number) ではない、通常の数値を指します。この関数は、検査したい数値を一つ引数として受け取り、その値が有限であれば論理値の true
を返します。一方で、引数がPHPの定数である INF
(正の無限大)、-INF
(負の無限大)、または NAN
(非数) の場合は false
を返します。例えば、is_finite(100)
や is_finite(-3.14)
は true
となります。しかし、ゼロによる除算の結果や log(0)
のように計算結果が無限大になる場合や、acos(2)
のように数学的に定義できない操作の結果として非数 (NaN
) が得られた場合には false
となります。数値計算を伴う処理において、計算結果が有効な数値範囲に収まっているかを確認するために使用され、予期せぬエラーやバグの発生を防ぎ、プログラムの安定性を高める上で重要な役割を果たします。
基本的な使い方
構文(syntax)
is_finite(float $num): bool
引数(parameters)
float $num
- float $num: 検査対象の浮動小数点数
戻り値(return)
bool
指定された数値が有限な値(無限大ではない)である場合に true
を返します。そうでなければ false
を返します。