【PHP8.x】memory_reset_peak_usage関数の使い方
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『memory_reset_peak_usage関数は、PHPが記録しているメモリの最大使用量(ピーク使用量)をリセットする関数です。この関数は、通常memory_get_peak_usage
関数と組み合わせて使用されます。PHPはスクリプトの実行開始から、その時点までに消費されたメモリの最大値を内部的に保持しています。memory_reset_peak_usage
関数を呼び出すと、この記録されている最大値が、関数を呼び出した時点での現在のメモリ使用量にリセットされます。これにより、スクリプト全体の実行期間ではなく、特定の処理ブロック、例えば重いデータ処理やループ処理といった区間だけで、どれくらいのメモリが最大で消費されたかを正確に計測したい場合に役立ちます。具体的な使用方法として、まず測定したいコードブロックの実行直前にこの関数を呼び出します。その後、対象の処理を実行し、処理が終わった直後にmemory_get_peak_usage
関数を呼び出すことで、その特定の区間で消費されたメモリの最大値を取得できます。この関数は引数を取らず、戻り値もありません。メモリ消費のボトルネックを特定したり、コードの最適化を行ったりする際のデバッグツールとして非常に有効です。
基本的な使い方
構文(syntax)
memory_reset_peak_usage(): void;
引数(parameters)
引数なし
引数はありません
戻り値(return)
void
この関数は、PHPスクリプトのピークメモリ使用量をリセットします。戻り値はありません。