【PHP8.x】pow関数の使い方

pow関数の使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。

作成日: 2025年09月11日更新日: 2025年10月02日

基本的な使い方

pow関数は、指定された数値の累乗を計算する関数です。この関数は、最初の引数 base（底）と2番目の引数 exp（指数）を受け取り、base を exp 乗した結果を返します。数学的な表現では base^exp に相当します。例えば、pow(2, 3) は 2 を 3 回乗算する (2 * 2 * 2) 計算を行い、結果として 8 を返します。

引数 base および exp には、整数または浮動小数点数を指定できます。戻り値は通常浮動小数点数（float）となりますが、結果が厳密に整数で表現可能な場合は整数（int）として返されることもあります。負の指数を指定することも可能で、その場合は逆数を用いた計算が行われます。例えば、pow(2, -1) は 1/2 となり 0.5 を返します。

この関数は、プログラミングにおいて数値の累乗を求める際に非常に有用です。科学技術計算、統計処理、ゲームの物理演算など、幅広い分野で利用され、**演算子と同様に、PHPで数学的なべき乗を計算する標準的な方法として提供されています。簡潔な記述で正確な累乗計算を行うために活用できます。

構文(syntax)


1<?php
2echo pow(2, 3);
3?>

引数(parameters)

int|float $num, int|float $exponent

int|float $num: べき乗の計算で基数となる数値
int|float $exponent: べき乗の計算で指数となる数値

戻り値(return)

int|float

引数に指定された底の値と指数でべき乗を計算した結果を返します。結果は整数または浮動小数点数になります。

サンプルコード

PHPで累乗を計算する


1<?php
2
3/**
4 * 指定された数の指定された指数乗を計算します。
5 *
6 * @param float|int $base     底となる数。
7 * @param float|int $exponent 指数。
8 *
9 * @return float|int  $base の $exponent 乗。
10 */
11function calculatePower(float|int $base, float|int $exponent): float|int
12{
13    return pow($base, $exponent);
14}
15
16// 使用例
17$base = 2;
18$exponent = 3;
19$result = calculatePower($base, $exponent);
20
21echo $base . " の " . $exponent . " 乗は " . $result . " です。\n"; // Output: 2 の 3 乗は 8 です。
22
23$base = 2.5;
24$exponent = 2;
25$result = calculatePower($base, $exponent);
26
27echo $base . " の " . $exponent . " 乗は " . $result . " です。\n"; // Output: 2.5 の 2 乗は 6.25 です。
28
29?>

PHPのpow()関数は、指定された数の指定された指数乗を計算するために使用します。この関数は、extensionのfunctionとして提供されており、所属するクラスはありません。引数として、底となる数 $num と指数 $exponent を受け取ります。どちらの引数も整数 (int) または浮動小数点数 (float) を指定できます。

関数 pow() は、$num の $exponent 乗を計算し、結果を返します。戻り値も整数または浮動小数点数となります。

上記のサンプルコードでは、calculatePower() という関数を定義し、その中で pow() 関数を使用しています。calculatePower() 関数は、底と指数を引数として受け取り、pow() 関数を使って計算した結果を返します。

サンプルコードの例では、まず整数である2の3乗を計算し、次に浮動小数点数である2.5の2乗を計算しています。echo 文を使って、計算結果を画面に出力しています。pow() 関数は、様々な数値の計算に役立ちます。例えば、べき乗の計算や、複雑な数学的処理を行う際に利用できます。

PHPのpow関数は、数値のべき乗を計算する関数です。引数には底($num)と指数($exponent)を指定します。戻り値は計算結果の数値（整数または浮動小数点数）です。

注意点として、pow関数は引数に整数または浮動小数点数を想定しています。文字列など、数値に変換できない値を渡すとエラーになる可能性があります。また、指数が非常に大きい場合、計算結果がPHPで扱える数値の範囲を超えることがあり、予期せぬ結果になる場合があります。大きな数の計算を行う場合は、GMP拡張関数など、より高精度な計算ライブラリの利用を検討してください。

PHP pow()で累乗を計算する


1<?php
2
3/**
4 * Calculate the power of a number.
5 *
6 * This example demonstrates the usage of the pow() function to calculate the power of a number.
7 */
8function calculatePower(float|int $base, float|int $exponent): float|int
9{
10    // Calculate the power using the pow() function.
11    $result = pow($base, $exponent);
12
13    return $result;
14}
15
16// Example usage:
17$base = 2;
18$exponent = 3;
19
20$power = calculatePower($base, $exponent);
21
22echo "The power of {$base} to the {$exponent} is: " . $power . PHP_EOL; // Output: The power of 2 to the 3 is: 8

PHP 8におけるpow()関数は、数値のべき乗を計算するために使用されます。この関数はextensionに属する関数として提供されており、数値計算処理で頻繁に利用されます。

pow()関数は、$num（底）と$exponent（指数）の2つの引数を取ります。$numと$exponentには、整数または浮動小数点数を指定できます。これらの引数に基づいて、$numの$exponent乗を計算し、その結果を返します。戻り値は、計算結果に応じて整数または浮動小数点数となります。

サンプルコードでは、calculatePowerという関数を定義し、pow()関数を利用してべき乗の計算を行っています。calculatePower関数は、底 $base と指数 $exponent を引数として受け取り、pow($base, $exponent) によってべき乗を計算します。計算結果は $result に格納され、関数から返されます。

例として、底を2、指数を3としてcalculatePower関数を呼び出すと、2の3乗（2 * 2 * 2）である8が計算され、画面に出力されます。このようにpow()関数は、様々な数値のべき乗計算を簡単に行うことができる便利な関数です。数値計算を行う際には、積極的に活用をご検討ください。

pow()関数は、数値のべき乗を計算する関数です。引数には、底（$num）と指数（$exponent）を数値型（整数または浮動小数点数）で指定します。戻り値も数値型となります。

注意点として、指数が非常に大きい場合、計算結果がPHPで扱える数値の範囲を超える可能性があり、予期せぬ結果となることがあります。また、底が負の数で指数が整数でない場合、結果は複素数になる可能性がありますが、PHPでは複素数はサポートされていないため、NAN（Not a Number）が返されることがあります。

安全に利用するためには、入力値の範囲を適切に検証し、指数が大きくなりすぎないように注意してください。また、底が負の数の場合は、指数が整数であることを確認するなどの対策を行うと良いでしょう。