【PHP8.x】quoted_printable_encode関数の使い方

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『quoted_printable_encode関数は、与えられた8ビット文字列をQuoted-Printable形式の文字列にエンコードを実行する関数です。このエンコード方式は、主に電子メールのMIME (Multipurpose Internet Mail Extensions) 規格で利用されます。電子メールシステムは歴史的に7ビットのASCII文字しか安全に扱えないものが多いため、日本語のようなマルチバイト文字やバイナリデータをそのまま送信すると文字化けやデータ破損の原因となることがあります。Quoted-Printableエンコーディングは、これらの非ASCII文字を、等号(=)と2桁の16進数を組み合わせた「=HH」という形式の印刷可能なASCII文字シーケンスに変換することで、問題を回避します。また、RFC 2045の仕様に従い、1行の長さが76文字を超えないように自動的に改行が挿入されます。この関数は、特にPHPで日本語を含むメール本文やヘッダを作成する際に重要となり、エンコードされた文字列を返します。なお、エンコードされた文字列を元の状態に戻すためには、対になるquoted_printable_decode関数を使用します。

基本的な使い方

構文(syntax)

<?php

$encoded_string = quoted_printable_encode($input_string);

?>

引数(parameters)

string $string

  • string $string: エンコードする文字列

戻り値(return)

string

quoted_printable_encode関数は、入力された文字列をQuoted-Printableエンコーディング形式でエンコードした結果を文字列として返します。

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