【PHP8.x】iptcparse関数の使い方
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iptcparse関数は、JPEG画像ファイルに埋め込まれたIPTC(International Press Telecommunications Council)情報を解析し、プログラムで利用可能な形式で抽出するための関数です。IPTC情報とは、写真のタイトル、キャプション、キーワード、著作権情報、撮影者、撮影場所など、画像に関する詳細なメタデータのことを指します。
この関数は、指定されたJPEG画像ファイルからIPTCデータブロックを読み取り、その内容をPHPの連想配列として返します。返される配列のキーはIPTCレコード番号(例えば、キーワードを示す「2#025」など)に対応し、値はそのレコードに保存されている実際のデータとなります。
主に、画像管理システムにおいて、アップロードされた画像のメタデータを自動的に読み込んでデータベースに保存したり、ウェブサイト上で画像のキャプションや著作権情報を自動表示したり、キーワードに基づいて画像を検索可能にしたりする際に非常に役立ちます。システムエンジニアを目指す方々が、画像関連のアプリケーションを開発する上で、高度な画像情報処理を実現するための基盤となる機能を提供します。この関数を利用するためには、PHPのexif
拡張機能が有効になっている必要があります。
基本的な使い方
構文(syntax)
<?php
$iptcDataString = ''; // バイナリIPTCデータ
$parsedIptcInfo = iptcparse($iptcDataString);
?>
引数(parameters)
string $iptc_block
- string $iptc_block: 解析対象のIPTCデータブロックを指定する文字列
戻り値(return)
array|false
IPTCデータブロックの配列、または解析に失敗した場合はfalseを返します。