【PHP8.x】stream_wrapper_restore関数の使い方

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stream_wrapper_restore関数は、以前にunregisteredされたストリームラッパーを、その元の定義に戻すために使用する関数です。stream_wrapper_unregister関数で登録解除されたストリームラッパーを、元の状態に戻し、再び利用可能にする役割を担います。

この関数は、stream_wrapper_register関数で新たに登録したカスタムストリームラッパーをunregisterした後、標準のストリームラッパー(例えば"http"や"file"など)を誤ってunregisterしてしまった場合などに有効です。標準のストリームラッパーをrestoreすることで、PHPの基本的なファイル操作やネットワークアクセス機能を復旧させることができます。

関数はストリームラッパー名(文字列)を引数として受け取り、指定されたストリームラッパーを元の定義に戻します。正常にrestoreされた場合はtrueを、失敗した場合はfalseを返します。restoreに失敗するケースとしては、指定されたストリームラッパー名が存在しない場合や、すでに登録されている場合などが考えられます。

stream_wrapper_restore関数を使用する際には、unregisterしたストリームラッパー名を正確に指定する必要があります。また、不用意なストリームラッパーのunregisterおよびrestoreは、予期せぬ動作を引き起こす可能性があるため、慎重に行うことが重要です。特に、標準のストリームラッパーを扱う場合は、注意が必要です。

基本的な使い方

構文(syntax)

stream_wrapper_restore(string $protocol): bool

引数(parameters)

string $protocol

  • string $protocol: 復元するストリームプロトコルの名前を指定する文字列

戻り値(return)

bool

stream_wrapper_restore関数は、以前にstream_wrapper_unregister関数で登録解除されたストリームラッパーを、再度システムに登録し直したかどうかを示す真偽値を返します。登録に成功した場合はtrue、失敗した場合はfalseを返します。

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