【PHP8.x】sin関数の使い方

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sin関数は、指定された数値の正弦(サイン)を計算する関数です。この関数は、数学における三角関数の一つであるサイン(正弦)の値を求めます。

引数としては、計算対象となる角度をラジアン単位で指定します。プログラミングや数学の多くの分野では、角度の単位として度数ではなくラジアンが標準的に用いられます。ラジアンは、円の半径と同じ長さの弧の中心角を1ラジアンとする単位で、例えば180度は約3.14159(π)ラジアンに相当します。もしお手元に度数表記の角度しかない場合は、PHPのdeg2rad()関数を利用してラジアン値に変換してからsin関数に渡すことで、意図した結果を得ることができます。

戻り値は、引数で与えられた角度の正弦値を示す浮動小数点数(float型)です。この正弦値は数学的な性質上、常に-1.0から1.0の範囲内の数値となります。

sin関数は、科学技術計算、物理シミュレーション、グラフ描画、ゲーム開発など、多岐にわたる分野で、周期的な動きや波形を扱う際に非常に重要な役割を果たします。PHPの標準的な拡張機能として提供されているため、特別な設定やライブラリの読み込みなしに、すぐに利用を開始できます。

基本的な使い方

構文(syntax)

<?php
$result = sin(M_PI / 2);
?>

引数(parameters)

float $num

  • float $num: 角度(ラジアン)を指定する浮動小数点数

戻り値(return)

float

指定された角度(ラジアン)の正弦(サイン)値を浮動小数点数(float)で返します。

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