【PHP8.x】atan2関数の使い方
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atan2関数は、2つの引数に基づいたアークタンジェントを計算する関数です。具体的には、atan2(y, x)
のように呼び出し、y / x
のアークタンジェントをラジアンで返します。この関数は、x
軸から点 (x, y)
までの角度を計算する際に特に有用です。通常の atan(y/x)
関数と異なり、atan2
関数は x
の符号も考慮するため、全象限において正しい角度を決定できます。
x
が正の場合、返り値は atan(y/x)
と同じになります。x
が 0 で y
が正の場合、返り値は PI/2
になります。x
が 0 で y
が負の場合、返り値は -PI/2
になります。x
が負の場合、返り値は atan(y/x) + PI
となります。引数には数値または数値に変換可能な値を指定できます。戻り値は、-PI
から PI
までのラジアンで表された角度です。この関数は、三角関数や座標変換などを扱うプログラムで、角度を正確に求める必要がある場合に利用されます。
基本的な使い方
構文(syntax)
atan2 ( float $y , float $x ) : float
引数(parameters)
float $y, float $x
- float $y: y座標を指定する浮動小数点数
- float $x: x座標を指定する浮動小数点数
戻り値(return)
float
atan2関数は、指定された2つの数値(Y座標とX座標)から、原点(0,0)と点(X,Y)を結ぶ線分がX軸の正の方向となす角度をラジアン単位で返します。