【PHP8.x】lookupPrefixメソッドの使い方

lookupPrefixメソッドは、このCDATAセクションノードが属するXML文書内で、指定された名前空間URIに対応するプレフィックスを検索して返すメソッドです。XML文書では、要素や属性の名前が重複するのを避けるために「名前空間」という仕組みが使われます。名前空間は、一意なURI（Uniform Resource Identifier）によって識別され、XML文書内では通常、そのURIを短縮した「プレフィックス」という名前と関連付けられて利用されます。

このメソッドは、引数として目的の名前空間URIを受け取ります。そして、現在のCDATAセクションノードの位置から文書の階層を遡り、そのURIがどのプレフィックスと関連付けられているかを調べます。例えば、「http://www.example.com/ns」という名前空間URIが、文書内で「ex」というプレフィックスと定義されている場合、このメソッドは「ex」という文字列を返します。もし、指定された名前空間URIに対応するプレフィックスが文書内で見つからなかった場合は、`null`を返します。この機能は、XML文書の名前空間をプログラムで正確に扱い、特定の名前空間に結びつくプレフィックスを動的に把握する必要がある場合に非常に有用です。

Copy
1<?php
2$document = new DOMDocument();
3$cdataSection = $document->createCDATASection('example data');
4
5$namespaceURI = 'http://example.com/namespace';
6$prefix = $cdataSection->lookupPrefix($namespaceURI);
7?>

string $namespace

• string $namespace: 検索したい名前空間のURIを指定する文字列

?string

指定された名前空間における要素のプレフィックスを検索し、見つかった場合は文字列として返します。見つからなかった場合は null を返します。