【PHP8.x】setAttributeNSメソッドの使い方

setAttributeNSメソッドの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。

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基本的な使い方

setAttributeNSメソッドは、指定された名前空間URIとローカル名を持つ属性を要素に設定するメソッドです。Dom\Elementクラスに属し、XMLドキュメントの要素に対して属性を操作するために使用されます。

このメソッドは、名前空間に対応した属性の設定を可能にします。名前空間URIは属性が属する名前空間を識別し、ローカル名は属性の名前を表します。これにより、XMLドキュメント内で名前の衝突を避けることができます。

setAttributeNSメソッドは3つの引数を受け取ります。最初の引数は名前空間URI(namespace)で、属性が属する名前空間を指定します。これは文字列で指定する必要があり、名前空間が存在しない場合は空文字列を指定できます。2番目の引数は属性の修飾名(qualifiedName)で、プレフィックスとローカル名をコロンで区切った文字列です。3番目の引数は属性の値(value)で、文字列として指定します。

メソッドが正常に実行されると、要素に新しい属性が追加されるか、既存の属性の値が更新されます。メソッドが失敗した場合(例えば、メモリ不足など)、falseを返します。

このメソッドは、特にXMLやXHTMLドキュメントを扱う際に、名前空間を意識した属性操作を行う必要がある場合に役立ちます。例えば、SVGドキュメントの要素に属性を追加したり、カスタムXMLフォーマットの属性を操作したりする際に利用できます。setAttributeNSメソッドを使用することで、名前空間を考慮した安全な属性設定が可能になり、ドキュメントの整合性を保つことができます。

構文(syntax)

1<?php
2
3namespace Dom;
4
5class Element {
6
7  /**
8   * @param string $namespace
9   * @param string $qualifiedName
10   * @param string $value
11   * @return void
12   */
13  public function setAttributeNS(string $namespace, string $qualifiedName, string $value): void {}
14
15}

引数(parameters)

?string $namespace, string $qualifiedName, string $value

  • ?string $namespace: 要素に適用される名前空間の URI を指定します。指定しない場合は null となります。
  • string $qualifiedName: 設定する属性の修飾名(名前空間プレフィックスとローカル名の組み合わせ)を指定します。
  • string $value: 設定する属性の値を指定します。

戻り値(return)

void

このメソッドは、指定された名前空間(namespace)とローカル名(local name)を持つ属性の値を設定します。属性が存在しない場合は新しく作成され、存在する場合はその値が上書きされます。戻り値はありません。

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