【PHP8.x】deleteDataメソッドの使い方

deleteDataメソッドは、Dom\CDATASectionオブジェクトが保持する文字データの一部を削除するメソッドです。Dom\CDATASectionは、XMLやHTMLドキュメント内で、特殊文字をエスケープせずに記述できるCDATAセクションのテキストコンテンツを表現する際に用いられます。

このメソッドを使用すると、Dom\CDATASectionオブジェクトが持つ文字列データの中から、指定した範囲の文字を削除して内容を更新できます。メソッドには以下の2つの整数型引数を指定します。 $offset: 削除を開始する文字の位置を指定します。文字列の先頭は0番目として数えます。 $count: $offsetで指定された位置から削除する文字数を指定します。

例えば、「Hello World!」という文字列を持つCDATAセクションに対してdeleteData(6, 5)を実行すると、6番目の文字「W」から始まる5文字「World」が削除され、文字列は「Hello!」に更新されます。このメソッドは、削除処理を実行するだけで、特に戻り値はありません。

このdeleteDataメソッドは、XMLやHTMLドキュメントのDOM（Document Object Model）操作において、CDATAセクション内のテキストコンテンツをプログラムで柔軟に変更・削除したい場合に活用できます。

Copy
1<?php
2
3$dom = new Dom\Document();
4$cdataSection = $dom->createCDATASection("Original CDATA content.");
5
6// 指定したオフセットから指定した数の文字を削除します。
7// 例: オフセット 8 から 5 文字を削除します。
8// 元の文字列: "Original CDATA content."
9// 削除後 (例として): "Original content."
10$cdataSection->deleteData(8, 5);
11
12?>

int $offset, int $count

• int $offset: 削除を開始する位置を指定する整数
• int $count: 削除する文字数を指定する整数

void

このメソッドはCDATAセクションのデータ削除を行います。戻り値はありません。