【PHP8.x】deleteDataメソッドの使い方
deleteDataメソッドの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。
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基本的な使い方
deleteDataメソッドは、Dom\Textオブジェクトが保持するテキストデータの一部を削除するメソッドです。このメソッドは、XMLやHTMLドキュメント内でテキストノードの内容をプログラム的に修正したい場合に利用されます。
具体的には、Dom\Textオブジェクトが持つテキストコンテンツから、指定された開始位置(オフセット)から指定された文字数だけデータを削除します。第一引数であるoffsetは、削除を開始するテキストデータの位置を0から始まるインデックスで指定します。第二引数であるcountは、offsetで指定された位置から削除する文字数を指定します。
例えば、「こんにちは世界」というテキストを持つDom\Textオブジェクトに対して、offsetに3(「に」の次、「ち」の場所)、countに3(「ち」「は」「世」)を指定すると、テキストは「こんにちは界」となります。
指定されたoffsetがテキストデータの全長を超えていたり、offsetとcountの合計がテキストデータの全長を超えたりするなど、無効な範囲を指定した場合には、Dom\Exceptionが発生する可能性があります。このメソッドは、テキストデータの削除が成功した場合、特に値を返しません。Dom\TextクラスはDOMツリーにおける純粋なテキストコンテンツを表すため、このdeleteDataメソッドは、そのテキストコンテンツを正確に管理・修正する際に重要な役割を果たします。
構文(syntax)
1<?php 2$domTextInstance->deleteData($offset, $count); 3?>
引数(parameters)
int $offset, int $count
- int $offset: 削除を開始する文字位置を指定する整数
- int $count: 削除する文字数を指定する整数
戻り値(return)
void
このメソッドは、Dom\Textノードに関連付けられたデータを削除しますが、何も返しません。