【PHP8.x】inputEncodingプロパティの使い方

inputEncodingプロパティは、Dom\XMLDocumentクラスが扱うXMLドキュメントの文字エンコーディングを保持するプロパティです。XMLドキュメントは、その内容をどのような文字コードで記述しているかを示すエンコーディング宣言を持つことが一般的です。このプロパティは、ドキュメントがロードまたはパースされた際に、そのXMLドキュメント内で宣言されているエンコーディング（例えばUTF-8やShift_JISなど）の情報を文字列として格納します。これにより、開発者は現在のXMLドキュメントがどのような文字セットで表現されているかを正確に把握することができます。

例えば、XMLドキュメントが<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>と記述されている場合、inputEncodingプロパティは"UTF-8"という文字列を返します。この情報は、ドキュメントの内容を正しく表示したり、他のシステムとデータを交換したりする際に非常に重要です。エンコーディング情報が誤っていると、いわゆる文字化けなどの問題が発生し、データの正確な処理が妨げられる可能性があります。inputEncodingプロパティは、Dom\XMLDocumentオブジェクトが生成される際に自動的に設定される読み取り専用のプロパティであり、PHP 8で導入された新しいDOM拡張を利用する際に、XMLドキュメントの文字コードを確実に確認するために活用されます。

Copy
1<?php
2$document = new DOM\XMLDocument();
3$document->loadXML('<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><data/>');
4echo $document->inputEncoding;
5?>

引数なし

引数はありません

?string

Dom\XMLDocument クラスの inputEncoding プロパティは、XMLドキュメントのエンコーディングを指定する文字列、またはエンコーディングが指定されていない場合は null を返します。