【PHP8.x】publicIdプロパティの使い方

publicIdプロパティの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。

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基本的な使い方

publicIdプロパティは、Dom\Entityオブジェクトが表すエンティティの公開識別子(Public Identifier)を保持するプロパティです。XMLドキュメントにおいてエンティティとは、特定の文字列や構造を再利用可能な形で定義する要素を指します。このpublicIdは、主にXMLドキュメントの構造に関するルールを定義する外部のDTD(Document Type Definition)や、他の外部エンティティを識別するために使用されます。

具体的には、XMLドキュメントが準拠すべき外部のリソースを特定する情報として活用されます。例えば、ウェブページでよく見かけるHTMLドキュメントのDOCTYPE宣言において、「-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN」のような文字列は公開識別子の一例です。これは、特定のDTDを指し示すために用いられ、ドキュメントの妥当性を検証したり、レンダリングルールを適用したりする際に重要な役割を果たします。

このプロパティは読み取り専用であり、プログラムからDom\Entityオブジェクトが持つ公開識別子の文字列を取得することができます。XMLドキュメントを解析する際、そのドキュメントがどの外部の仕様やリソースを参照しているかを確認したい場合に、このプロパティから得られる情報が役立ちます。公開識別子は、リソースの絶対的な場所を示すシステム識別子とは異なり、より抽象的な識別子として機能します。

構文(syntax)

1<?php
2$publicIdValue = $entity->publicId;
3?>

引数(parameters)

引数なし

引数はありません

戻り値(return)

string

このプロパティは、DOMエンティティの公開識別子を表す文字列を返します。

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