【PHP8.x】__constructメソッドの使い方

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1<?php
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3// Dom\NamespaceInfo クラスのコンストラクタの使用例
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5// 名前空間のプレフィックスと URI を指定して NamespaceInfo オブジェクトを作成
6$namespaceInfo = new Dom\NamespaceInfo('myprefix', 'http://example.com/mynamespace');
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8// NamespaceInfo オブジェクトのプロパティにアクセスして確認 (オプション)
9// echo $namespaceInfo->prefix;
10// echo $namespaceInfo->namespaceUri;
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12// NamespaceInfo オブジェクトは DOMDocument で使用することを想定しています。
13// 例えば、createElementNS() メソッドで利用します。

PHPのDom\NamespaceInfoクラスのコンストラクタ __construct は、XML名前空間に関する情報を保持するオブジェクトを生成するために使用されます。このコンストラクタは、new Dom\NamespaceInfo($prefix, $namespaceUri) のように呼び出します。

引数には、名前空間のプレフィックスとURIを指定します。$prefix は、名前空間に関連付けられる文字列で、通常、XML要素や属性で使用されます。例えば、"myprefix" のように指定します。$namespaceUri は、名前空間を一意に識別するためのURI（Uniform Resource Identifier）です。例えば、"http://example.com/mynamespace" のように指定します。

コンストラクタは値を返しません（戻り値なし）。コンストラクタを実行することで、指定されたプレフィックスとURIを持つ Dom\NamespaceInfo オブジェクトが作成されます。

このオブジェクトは、主にDOMDocumentクラスのメソッド（例えば createElementNS() など）で使用することを想定しています。createElementNS() を使用する際に、名前空間プレフィックスとURIをまとめて指定する代わりに、Dom\NamespaceInfo オブジェクトを渡すことができます。

サンプルコードでは、プレフィックス "myprefix" とURI "http://example.com/mynamespace" を持つ Dom\NamespaceInfo オブジェクトを作成しています。生成されたオブジェクトの prefix プロパティと namespaceUri プロパティにアクセスして、値を確認することもできます（サンプルコードではコメントアウトされています）。

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1<?php
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3namespace Example;
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5use DOMDocument;
6use DOMNameSpaceNode;
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8class MyElement
9{
10    public DOMNameSpaceNode $namespace;
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12    /**
13     * MyElement コンストラクタ。
14     *
15     * @param string $prefix プレフィックス
16     * @param string $namespaceUri 名前空間 URI
17     */
18    public function __construct(string $prefix, string $namespaceUri)
19    {
20        // DOMDocument を作成（名前空間ノードを作成するために必要）
21        $dom = new DOMDocument();
22
23        // 名前空間ノードを作成
24        $this->namespace = $dom->createAttributeNS($namespaceUri, 'xmlns:' . $prefix);
25        $this->namespace->nodeValue = $namespaceUri;
26    }
27
28    /**
29     * 名前空間情報を表示するサンプルメソッド
30     * @return void
31     */
32    public function displayNamespaceInfo(): void
33    {
34        echo "Prefix: " . $this->namespace->prefix . PHP_EOL;
35        echo "Namespace URI: " . $this->namespace->namespaceURI . PHP_EOL;
36        echo "Node Value: " . $this->namespace->nodeValue . PHP_EOL;
37    }
38}
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40// MyElement のインスタンスを作成
41$myElement = new MyElement('ex', 'http://example.com/namespace');
42
43// 名前空間情報を表示
44$myElement->displayNamespaceInfo();
45?>

このサンプルコードは、PHP 8における Dom\NamespaceInfo クラスのコンストラクタ (__construct) の使用例を示しています。Dom\NamespaceInfo は、XMLドキュメントにおける名前空間情報を扱うためのクラスですが、このサンプルコードでは、直接 Dom\NamespaceInfo のインスタンスを生成するのではなく、DOMDocument クラスを利用して名前空間ノードを作成し、その情報を保持する独自クラス MyElement を定義しています。

MyElement クラスのコンストラクタは、string $prefix と string $namespaceUri の2つの引数を受け取ります。$prefix は名前空間プレフィックス（例：ex）、$namespaceUri は名前空間URI（例：http://example.com/namespace）を指定します。コンストラクタ内部では、まず DOMDocument のインスタンスを作成し、createAttributeNS メソッドを使って名前空間ノード (DOMNameSpaceNode) を作成します。このノードは、xmlns: にプレフィックスを付加した属性として作成され、その値として名前空間URIが設定されます。そして、作成されたノードは、MyElement クラスのプロパティ $namespace に格納されます。

displayNamespaceInfo メソッドは、$namespace プロパティに格納された名前空間ノードの情報を表示するためのメソッドです。prefix、namespaceURI、nodeValue の各プロパティを表示します。

このサンプルコードは、名前空間を扱う際に、DOMDocument クラスと DOMNameSpaceNode をどのように連携させるかを示す簡単な例であり、XML処理の基礎を理解する上で役立ちます。