【PHP8.x】localNameプロパティの使い方
localNameプロパティの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。
基本的な使い方
Dom\Attr クラスの localName プロパティは、属性のローカル名を保持するプロパティです。このプロパティは読み取り専用であり、属性が属する名前空間における属性の名前を文字列として取得できます。例えば、<book xml:id="123"> という要素があった場合、xml:id 属性の localName プロパティは "id" という文字列を返します。
XML における名前空間は、要素名や属性名を一意に識別するための仕組みです。ローカル名は、名前空間 URI と組み合わせて使用されることで、名前の衝突を避けることができます。localName プロパティは、名前空間を考慮した属性の識別において重要な役割を果たします。
このプロパティは、属性の nodeName プロパティと name プロパティとしばしば混同されます。nodeName プロパティは、属性名が名前空間プレフィックスを含む場合は、プレフィックス付きの名前を返します。一方、name プロパティは、名前空間プレフィックスが含まれる場合は、プレフィックスとローカル名をコロンで連結した文字列を返します。localName プロパティは、常にプレフィックスを取り除いたローカル名のみを返します。
システムエンジニアが XML ドキュメントを扱う際、特定の名前空間に属する属性を正確に識別する必要がある場面で、localName プロパティは非常に役立ちます。例えば、XML ドキュメントの検証や変換処理において、特定の名前空間の属性に基づいて処理を分岐させたい場合に、このプロパティを利用することで、より堅牢なコードを実装できます。
構文(syntax)
1Dom\Attr::$localName;
引数(parameters)
引数なし
引数はありません
戻り値(return)
string
このプロパティは、属性のローカル名(接頭辞を除いた名前)を文字列として返します。