【PHP8.x】xmlStandaloneプロパティの使い方

xmlStandaloneプロパティは、DOMDocumentクラスに属し、XMLドキュメントのXML宣言に含まれるstandalone属性の値を保持するプロパティです。XMLドキュメントの先頭には、<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?> のようにXML宣言が記述されることがありますが、この中のstandaloneという部分が、そのドキュメントが外部の定義に依存するかどうかを示すものです。

このプロパティはブール値（trueまたはfalse）をとります。もしxmlStandaloneプロパティの値がtrueであれば、それはXMLドキュメントが外部のDTD（文書型定義）ファイルやその他の外部マークアップ宣言に依存せず、ドキュメント自体で完結していることを意味します。一方で、値がfalseの場合は、ドキュメントが外部のDTDに依存している可能性があるか、またはXML宣言にstandalone属性が明示的に指定されていないことを示します。

DOMDocumentオブジェクトを使用すると、PHPプログラム内でXMLドキュメントを生成したり、既存のXMLを解析したりできます。このxmlStandaloneプロパティを通じて、構築中のXMLドキュメントのstandalone属性の値をプログラムで取得したり、あるいは設定したりすることが可能です。これにより、生成するXMLが外部定義に依存するかどうかを明確に指定でき、XMLの整合性や処理方法に影響を与えることができます。システム開発において、特定の仕様に基づいたXMLデータを生成する際に、このプロパティを活用することが重要になります。

Copy
1<?php
2$dom = new DOMDocument();
3$dom->xmlStandalone = true;
4$isStandalone = $dom->xmlStandalone;
5?>

引数なし

引数はありません

bool|null

DOMDocument::xmlStandalone プロパティは、XML ドキュメントがスタンドアロンであるか、または外部 DTD に依存しているかを示すブール値を返します。DOMDocument::xmlStandalone が true であればスタンドアロン、false であれば外部 DTD に依存しています。NULL が返される場合もあります。