【PHP8.x】lookupNamespaceURIメソッドの使い方

lookupNamespaceURIメソッドの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。

作成日: 2025年09月11日更新日: 2025年11月16日

基本的な使い方

lookupNamespaceURIメソッドは、PHPのDom\Attrクラスに属し、指定された名前空間プレフィックスに対応する名前空間URIを検索、取得するメソッドです。Dom\AttrクラスはXML文書やHTML文書の属性ノードを表し、このメソッドはその属性が所属する要素のコンテキストにおいて、有効な名前空間情報を解決するために利用されます。

このメソッドは、引数として検索したい名前空間のプレフィックスを文字列で受け取ります。もし、デフォルトの名前空間（プレフィックスが指定されていない名前空間）のURIを知りたい場合は、引数にnullまたは空文字列を指定します。メソッドは、検索の結果として対応する名前空間URIを文字列で返します。指定されたプレフィックスに対応する名前空間URIが見つからない場合は、nullを返します。

XML文書を扱う際、要素や属性の名前が重複しないように名前空間が利用されます。例えば、「<x:book>」のような形式で、プレフィックス「x」が特定のURIと関連付けられている場合、このメソッドを使用することで、その「x」がどのURIに対応するのかをプログラムで動的に調べることができます。これにより、XML文書の構造を正確に解析し、名前空間に基づいた適切な処理を実装するのに役立ちます。

構文(syntax)


1<?php
2
3$xmlString = '<root xmlns:prefix="http://example.com/namespace" prefix:attribute="value"/>';
4$dom = new DOMDocument();
5$dom->loadXML($xmlString);
6
7$rootElement = $dom->documentElement;
8$domAttr = $rootElement->getAttributeNode('prefix:attribute');
9
10$namespaceURI = $domAttr->lookupNamespaceURI('prefix');

引数(parameters)

?string $prefix

?string $prefix: 名前空間のプレフィックスを指定する文字列。NULL の場合は、デフォルトの名前空間 URI が返されます。

戻り値(return)

?string

指定された属性ノードに関連付けられている名前空間URI（文字列）を返します。名前空間URIが見つからなかった場合は、nullを返します。