【PHP8.x】isEqualNodeメソッドの使い方
isEqualNodeメソッドの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。
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基本的な使い方
isEqualNodeメソッドは、DOMDocumentTypeオブジェクトが、引数として与えられた別のノードと等しいかどうかを比較するメソッドです。DOMDocumentTypeは、XMLドキュメントのDOCTYPE宣言を表すノードです。このメソッドを使用することで、2つのDOCTYPE宣言が同じ名前、公開識別子、システム識別子を持っているかを確認できます。
具体的には、isEqualNodeメソッドは、2つのノードが以下の条件を満たす場合に等しいと判断します。
- ノードタイプがDOM_DOCUMENT_TYPEであること。
- それぞれのノードの
name、publicId、systemIdプロパティの値が厳密に等しいこと。 - 内部サブセット(internal subset)の内容が等しいこと。内部サブセットは、DOCTYPE宣言内に記述されるDTD(Document Type Definition)の一部であり、エンティティ宣言や属性リスト宣言などを含みます。
isEqualNodeメソッドは、ノードの属性や子ノードまでは比較しません。DOCTYPE宣言自体が構造的に等しいかどうかのみを判定します。このメソッドは、XMLドキュメントの構造を検証する際や、特定のDOCTYPE宣言を持つドキュメントを識別する際に役立ちます。
メソッドの戻り値は、比較の結果を表すboolean型です。2つのノードが等しい場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。このメソッドは、DOMDocumentTypeオブジェクトの比較において、効率的かつ正確な方法を提供します。
構文(syntax)
1DOMDocumentType::isEqualNode(DOMNode $node): bool
引数(parameters)
DOMNode $otherNode
- DOMNode $otherNode: 比較対象となる別のDOMNodeオブジェクト
戻り値(return)
bool
DOMDocumentType::isEqualNode メソッドは、2つの DOMDocumentType ノードが等しいかどうかを判定し、その結果を真偽値(bool)で返します。ノードが等しい場合は true を、そうでない場合は false を返します。