【PHP8.x】getTraceメソッドの使い方

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1<?php
2
3// DOMException を発生させる関数
4function causeDOMException(): void
5{
6    try {
7        $dom = new DOMDocument();
8        $dom->loadXML("<invalid><xml>");
9    } catch (DOMException $e) {
10        // 例外をキャッチして、スタックトレースを取得
11        $trace = $e->getTrace();
12
13        // スタックトレースを出力
14        echo "Stack trace:\n";
15        print_r($trace);
16    }
17}
18
19// DOMException を発生させる関数を呼び出す
20causeDOMException();
21
22?>

このサンプルコードは、PHPのDOMExceptionクラスのgetTraceメソッドの使い方を示しています。getTraceメソッドは、例外が発生した時点でのスタックトレースを配列として返すメソッドです。スタックトレースには、例外が発生するまでの関数呼び出しの履歴が記録されており、デバッグに役立ちます。

サンプルコードでは、まずcauseDOMException関数内で、不正なXMLをDOMDocumentに読み込ませることでDOMExceptionを発生させています。try-catchブロックで例外をキャッチし、$e->getTrace()でスタックトレースを取得しています。

getTraceメソッドは引数を取りません。戻り値は配列で、各要素は関数呼び出しに関する情報（ファイル名、行番号、関数名、引数など）を含む連想配列となっています。

print_r($trace)は、取得したスタックトレースの内容を画面に出力するために使用されています。スタックトレースを確認することで、例外がどこで発生し、どのような関数呼び出しを経て発生したのかを把握できます。この情報は、例外の原因を特定し、問題を解決するために非常に重要です。システムエンジニアを目指す上で、エラー発生時のデバッグは必須スキルであり、getTraceメソッドはその強力な武器となります。