【PHP8.x】baseURIプロパティの使い方

baseURIプロパティは、PHP 8のDom\Entityクラスに属し、そのエンティティノードの基準URI（Base URI）を保持するプロパティです。Dom\Entityクラスは、HTMLやXMLのようなマークアップ言語で作成された文書を、プログラムで操作できるように表現するDOM（Document Object Model）において、特殊な文字や外部リソースへの参照を定義する「エンティティ」を表します。

このbaseURIプロパティは、Dom\Entityがどこからロードされたのか、またはエンティティ内で指定されている相対パスのリソースを解決する際の起点となるURI情報を提供します。たとえば、ウェブページ上の画像が相対パス（例: images/logo.png）で指定されている場合、その画像ファイルの正確な場所は、そのウェブページの基準URI（例: https://example.com/）と相対パスを組み合わせることで解決されます。Dom\EntityにおけるbaseURIも同様に、エンティティ自身の定義場所や、エンティティが参照する外部ファイルなどの相対パスを、絶対パスとして正しく解釈するために重要な役割を果たします。

システムエンジニアがHTMLやXML文書を解析し、文書内のリソースを正確に処理する必要がある場合に、このbaseURIプロパティは文書構造やリソースの解決において不可欠な情報源となります。

Copy
1<?php
2$domEntityInstance = new Dom\Entity(); // Dom\Entity クラスのインスタンスを仮に生成
3$baseUri = $domEntityInstance->baseURI;

引数なし

引数はありません

string

Dom\Entity クラスの baseURI プロパティは、そのエンティティの基盤となる URI を文字列で返します。